あけましておめでとうございます。昨夜は、チャンネル(ガキを中心に、紅白、格闘技など)をコロコロしながらアナリティクスをチェックしていました。日付が変わる瞬間にリアルタイムアクセスを見ていると、数人でしたがブログを見て頂いている方がいらっしゃいました。(ありがとうございます)
大晦日や今日も「整骨院立て直し」「整骨院赤字改善」などでの検索ワードがありました。正月も関係なく、院の事を考えられている姿勢には、恐れ入ります。新年という事で「今年はやるぞ」などのように、目標を立てられている方も多いことでしょう。私は情報収集や趣味もかねて、色々な方のブログを見ています。(他業種)
そんな方も同じように「正月何て関係ねえ」という形で、ドシドシブログの更新をされています。
「治療院業界は今年どうなるか?」という話がありますが、良くも悪くも焦る必要はないかなと思っています。治療院業界でいうと整骨院保険診療の今後や整体院の店舗数による食い合いなど、業界全体として楽観視できる状況ではないかと心配されている方も多いことでしょう。保険診療の問題以外にも柔道整復師数の問題があります。今後減少する傾向にあると思いますので、保険診療問題プラス、人材確保の問題が数年後に表面化し、収益をさらに圧迫する要因となるでしょう。
ですが、安心してください。保険診療の問題や競合との食い合いなどの問題は、何もここ数年問題になったことではありません。治療院業界ではずっと前から言われている事です。それが、年明けという節目で再確認されているだけでなのであまり気にしなくてもいいかなと思います。本当に危機感を持っている方は、もうすでに動き出している事でしょう。
問題解決するためには「不安を煽られて行動する」という事はオススメできなくて、自発性が必要で、収益上の問題を改善するためには、どんな方法であれ「続ける」という事が大前提になり「パッとやって、投げ出す」では、いつまでも成果は出ません。
マーケティング手法は、ある程度出尽くしている感があるので、あとは精度の問題です。「知っていると出来る」は違うという話ですね。
色々な経営者さんと話ていると実感しますが業界全体のスタンダードは、人によって大きく差があります。昨年からこのブログを読んでいただいている方は、ご存知の方も多いと思いますが私的な整骨院と整体院の、今年クリアするべき課題を上げてみます。
- 整骨院の課題:整骨院、客単価3000円越えとけ~と思う理由( 2015年2月25日作成)
- 整体院の課題:時間単価10分1,500円クリア
整骨院の課題:客単価3,000円クリア
もちろん、ライフタイムバリューとの兼ね合いもありますが整骨院でも客単価3,000円クリアしておいた方が良いでしょう。
昨年、2月に「客単価3,000円超えましょう」というエントリーを書いてアンケートにも答えて頂きましたが8割以上が「クリアしたいが方法が分からない」という事でした。
アンケートンにお答えいただいた方が、このエントリーを読んでいただいているかは分かりませんが、昨年2月に読んでいまだに客単価3,000円をクリアしたいなければ、急務として3,000円突破に取り組みましょう。今後、完全自費に移行する事も踏まえて3,000円クリアしていなければ頑張って解決しましょう。
完全自費で高品質の治療を提供するための足掛かりとして、客単3,000円突破は急務になります。どれだか、品質を上げても料金体系と比例していなければ、事業として成り立たないので施術を商品として長期的に安定供給することは出来ません。
整骨院3,000円突破は急務
整体院の課題:時間単価10分1,500円クリア
「10分、1500円以上」を伝えると、驚かれる方もいらっしぃます。収益上の問題や人材確保の面を考えると時間単価を上げていく事は避けられません。ここで一つポイントで時間単価アップ=生産性のアップではありません。
関連:治療院人時生産性について、客単価は下げてもいいが人時生産性は落としちゃダメよの話
1時間2,980円何て店舗もあるくらいなので、高生産性メニューを売るためにはそれなりの工夫が必要となります。「安い方が良いのでは?」という意見もごもっともです。当然「安い」方がどんなサービスを売るにも有利な事は間違いありません。
ですが「安い」を前面に打ち出しての戦略は、踏み込んではいけない領域だと個人的には考えています。トレードオフの要素が多すぎて長期的に考えると、衰退せざるを得ないと思います。
整骨院が自費に移行する事や、整体院が一人値の収益性を向上すること、人材育成の問題など抱えている問題は院によって様残だと思います。客単価3,000円クリアするとまた違う問題と向き合うことになると思います。整体院も生産性が上がっても出てくる違う問題があります。「問題はない」何て状況は無いとは思いますが、それが「経営していく」という事かなと思ったりもします。
「改善を繰り返す」ということ以外に現状を変える方法な無いなと、コンサルティングをしていて実感しています。どうしても、「一発で全て解決」「答え」を求めがちですが、成果を出している人は当然のごとく、改善を繰り返しています。
唯一の答えを求めるならば「答えはない」というのが答えになります。
その点だけを理解して、課題に取り組み解決して頂きたいと思います。
- 「客単価を上げて、患者さんが減るリスクがある」
- 「マニュアルや勤務評価導入で従業員が退職したらどうしよう」
- 「毎日ブログ書いて、全くPV取れなかったらどうしよう」
こんな感じのリスクをゼロにする方法はなくて「どれだけリスクを抑えるための準備するのか」や「リスクがあるからやらないのか」「リスクを理解してうえで、準備し解決するのか」の違いだけだと思うんです。
現状を変えようと思うと、これまでの常識や習慣を変える必要がある事は、当然何で。院が抱える課題は沢山あると思いますが、一つ一つ解決するためにとりあえず、一点集中で解決してくことが一番の近道だと思います。
初詣に行ってきましたが、毎年恒例ですが「家内安全、無病息災」と仕事に関しては「全力が出せますように」を願っています。
本当の天才を除けば、能力の差なんて対して無いと思っています。唯一の差をつける要因は「全力を出している時間の差」だと思います。今年の年末にお互い「今年はやったな」と言えるように全力を日々日々出していきましょう。
年末に笑えるかどうか、業界が明るくみえるも、暗く見えるも「全力を出している時間の差」で、自分次第です。お互い頑張りましょう。
もう一度質問、ポチットよろしくお願いします。
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