これからの整骨院業界を見据えて今何をするべきか?

保険請求を使わない整骨院が何故整骨院の屋号を使うのかについて

はい、という事で整骨院このれからについての内容が続いております。ブログ更新をメルマガ登録者さんに(気まぐれで)お伝えしていますがこの2つはメルマガクリック率50%を超えております。(メルマガクリック率50%越えはなかなかの数字だと思います。サンチェ調べによると)皆さん、整骨院経営に色々思うところがあるのかなと感じております。(読者はそこそこあるが、質問に対する回答が来ない・・・)

本題に入りまして、↑のエントリーでもお伝えしましたが事業を大きく変換する(保険請求問題、労務問題)場合には「時には血を流す覚悟が必要」だと個人的には思います。では、具体的に「血を流す」とは何かを説明したいと思います。出来れば、血を流さずに解決したいところですがそうもいかない整骨院さんの方が多いと思います。

「でもを言わない」ことと「仕事よりも気を使う事を優先しない」の2つをはじめてみよう

具体的に問題を解決するための方法論はそれぞれ整骨院によって状況が違うので書けませんが(仕事の依頼まってま~す。売上アップ系のコンサルティングよりも事業改革のコンサルティングは格安でやりますよ)大半の整骨院さんで使えるであろう精神論が「でもを言わない」ことと「仕事よりも気を使う事を優先しない」の2つになります。

問題が解決するまでは「でも言わないこと」と「仕事よりも気を使う事を優先しない」この2点をまずははじめてみましょう。この2つが出来ていなければ、壁にぶつかってもクリアする事は非常に難しいと思います。

問題が解決できない多くの原因は「解決するまで行動出来ない」事だと思います。言い方を変えれば「問題解決を最優先」する覚悟が必要です。

とはいえ、血を流さずに解決出来ればそれにこしなことはありません。当たり前の話ですが改革を行うためには従業員の協力が必要です。そのためにも下記2点を習慣化する必要があります。

●「でもを言わない」こととは

例えば、無資格施術を解決するためには「有資格者を採用する」という問題の前に、無資格従業員を解雇または実費に回すなどの施策(業務内容の変更)が必要です。そうなるとこれまでのように、給料を支払う事が困難なので(実費で売上取れるなら別ですが)、事業変換を伝えた時点で退職する事を申し出る従業員も出てくるでしょう。どんなに気ごころが知れていようが、これまで頑張ってくれていようが、ことを進める覚悟が必要です。

このような壁にぶつかった時に「でも」「しかし」を経営者が言わずに断固として、計画を実行しなければ一向にことは進みません。計画段階で、ことを進めるシュミレーションを頭の中で行う時に「でも」が出てくると思うのですが、それに負けない覚悟が本当に大事です。

「でも」「しかし」に負けずにことを進める際に、血を流す場面も出てくるという事です。

●「仕事よりも気を使う事を優先しない」こととは

これについては説明するまでもないと思うのですが「仕事する」事よりも「気を使う」事を重視することを止めましょう。

例えば

  • 「従業員が嫌な顔するから言えない」(特に在籍年数が長い従業員や売上高が高い従業員に対して発生しやすい)
  • 「言いやすい従業員に対してだけ注意する」
  • 「従業員から経営者に対しての意見が出ない」(意見が出ても経営者が賛同しそうな内容ばかり)

などです。経営者として現場を見ていて、引っかかった部分に関しては従業員の顔色などを見て「気を使って言わない」ことを止めなければいけません。これに関しては経営者→従業員に対してだけでなく、従業員→経営者に対しても同様です。

従業員から経営者に対しては「仕事を優先して気を使わない」環境を作る方が困難だと思います。仕事の精度を最優先として「気を使うこと」を後回しにしなければいけません。

これを言うと「気を使わずに何でも言ったらいいのか?」という人もいるのですが、このような意見はただの揚げ足取りなので止めましょう。本当は伝えたいこと分かっていると思います。人として礼儀的なところは大切にしましょう。

この境界線がごちゃごちゃになっている職場が多いように感じます。仕事の内容で修正内容を伝えているのに礼儀がどうのの話にすり替えられて、話の方向性がドンドンずれていく事も多々ありました。今は仕事の話で「個人的な感情は優先出来ません。今は仕事の話をしています。」とその度に説明します。(いくら説明してもヒステリックで伝わらない人もいますが)

 

これまで私も整骨院で、業見改革の場面を見たり聞いたり行ったりしてきました。(労働時間の短縮や無資格施術の廃止、保険請求面の改善)その度に多かれ少なかれ血を流す場面がありました。

整骨院によって抱えている問題が違うと思うのですが、何よりも重要なのが「経営者の断固たる決意」が重要だと思います。(ダンコ桜木!!的な)

経営者の断固たる決意がなければ、いくらセミナーや勉強会に参加しても変化は起こらないと思います。実際に現場に立ち苦渋の決断を行うのは経営者のあなたしかいないのだから。現場に立ち「問題解決を最優先する」という姿勢を従業員に見せなければいけません。この姿勢を伝えるためにはセミナー等を受けて気分が高揚している時に思いを伝えることではなく、日々の通常業務の中にこそ機会があります。

いきなり実践しなくても良いので、これを読んだ後現場に立ち「でも」を言っていないか「仕事よりも気を使う事を優先する」になっていないかをよく観察して下さい。分院長クラスや部下を持つ従業員をよく観察してみて下さい。あなたの院にもおそらく「でもを言わない」や「仕事よりも気を使う事を優先しない」を実践している従業員がいるかもしれません。

そんな従業員の声や行動に耳を傾けて意見を聞いてみてはいかがでしょうか?

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