治療院新規出店は誰に任すべきか?について

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良いのか悪いのかは分かりませんが、治療院で1店舗目を成功させることが出来ると、どうしても次の店舗を出店される方が多いので新規出店について書いていきます。治療院新規出店をされる場合には「新店を誰がするのか?」という大きな?問題が出てきます。

この問題に直面した場合多くの経営者さんは「自分でやる」ことを選択されるケースを多く見かけます。(特に2店舗目の出店時、失敗出来ないプレッシャーが強い為、気持ちは分かります)新規出店を誰に任せるかについてですが、結論から言うと育成したい人材に任せるべしです。

失敗したくない気持ちは分かりますが、そこをグッと堪えて従業員に任せてみましょう。売り上げ的なことで言うと、正直誰がやったところで大きな差は出ないと思います。違う言い方をすると従業員に任せる事が出来ない状態ならば、出店のタイミングではないと思う次第であります。

新規店を任せられるプレッシャー、準備力、他の従業員育成などなど既存店を任せられるだけでは経験できない事が目白押しです。こんなチャンスを棒に振ることはないでしょう。この経験値を積ませることが出来れば、相当タフになることでしょう。一皮むけるてな感じでしょうか。

 

新規出店を従業員に任せた方がいい要因は

そもそも、新規出店を経営者が自分でやると決断した要因は何でしょうか?ここを感情論ではなく、なぜその判断をしたのかを考えてみよう。従業員に新規出店を任せることが不安。ということが一番の要因だとは思うのですが、新規出店の成否を決める大きな要因は集客出来るか?だと思います。集客できていれば誰がやってもそこそこの数字を残せることが来ます。逆に言うと集客出来なければ経営者がやっても従業員がやってもダメになります。

新規出店の成否は集客ですよね。ということは、他の業務も大切なのですが集客だけに経営者が集中して、そのほかの業務を従業員に任せる(報告させて管理する)マネジメントの練習にもなります。従業員は新規出店のトレーニング、経営者はマネジメントのトレーニングというように新規出店は大きなチャンスでもあります。

冷静に考えるとこのチャンスを経営者が新規出店を行うことで、潰すのは勿体なくないですか?

感覚ではなく数値(事実)でみよう

これもよくありますが、治療院の業績を感覚で見てしまう経営者さんが多いように感じます。繁盛しているのは、ニュースレターがあるから、施術時間が他院より長いから、技術力が高いから、院内の雰囲気が良いから、待ち時間が無いからなどなど。こんな感じで治療院の業績要因を見てしまいます。重要なことは何が要因で成果が出ているかを数値(事実)をもとに計測し、成果要因を把握しておくことが治療院経営を安定させるためには重要です。

繁盛または、業績不振時の成果要因を知っておくことが本当に大切。信じられないかもしれませんが、本当にありますよ。「自院が繁盛しているのは、30分保険診療で施術するから」「治療機器を沢山置いているから」「好きな時に来て待ち時間が少ないから」とか事実確定をせずに、これらのことが成果要因だと勘違いされている経営者さんはまだまだ沢山いらっしゃいます。

施術時間10分や治療機器低周波のみや頻繁に待ち時間が発生している院でも繁盛している治療院さんは山ほどあります。思い込みというか自分が取った行動を肯定したいという気持ちから、数値で検証せずに放置しておくことは大変危険です。様々なこだわりを持って経営されることは何も問題ないのですがそのこだわりと、成果はまた別の話です。正確に成果要因を知っておかないと、業績不振時に立て直すことや、更なる業績アップ施策を狙うことは困難になります。

数値しか事実を知るすべはありません。1人の患者の意見や、従業員の意見ではなく数値で見ることを習慣づけよう。理詰めで全てのことを説明できるように院の業績を数値化し数値で説明できるようにあらゆる数値を計測し分析しよう。数値を並べて、あ~だこうだと頭をひねろう。最初は何をすればいいか分からなくても問題なし。そこから必要な知識を知ることが出来ます。一番危険なことは、知識がなく理詰めで把握できていないまま事実を認識出来ていないことは本当に問題です。しっかりと誰に聞かれても、数値を根拠に説明できるようにしておこう。

「平均来患数120名で、要因は待ち時間が無く、施術時間が長いから」これは全く、理詰めになっていないのであしからず。

治療院躍進のヒ・ケ・ツ

以前にも書いたエントリーにはなりますが治療院躍進の情報の質と量はどうでもいいという話に似た内容です。治療院経営を継続的に躍進(売上高アップ、労働環境改善)させていくために一番重要なことは、経営者が自己否定をどれだけ出来るかがポイントになります。

誤解しないで読んで頂きたいのですが、院の経営方針にについてどうだこうだではなく(そこは個人の好き嫌いでどうぞ)自分が取っている行動(経営施策)について、更なる効率化や収益アップの方法はないかを自分の戦力を否定し、改善方法を探し続けることが出来る人が治療院を永続的に躍進させていくことが出来るのではないでしょうか?とっても難しい事なんですけどね。

少し考えて欲しいのですが、あなたの院に自分の実力を勘違いした従業員がいて、長期間改善もせずにいたら、経営者としてどうしますか?

どう?あなたは出来そうですか?

どうでもいい話ですが、今回の写真はマッチョマン・ランディーサベージです。ハルクホ―ガン世代には懐かしいですね。個人的にはスタイナ―ブラザーズが好きです。

 

投げっぱなしのジャーマンスープレックス!!からのスタイナ―スクリュードライバー!!

 


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長期的に治療院を安定経営させるために必要なポイントをお伝えします。

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貴院の治療院経営に取り入れ、土台がしっかりとした治療院を作ってっください。xY1anecBTjhprv91409980744_1409980887 (1)


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