整骨院無資格接術の保険請求

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これまた売り上げと関係ないお話です。どちらかと言うと怒りの投稿だ。いつにもまして、口が悪くなります。柔道整復師の資格が設立されてから、整骨院で無資格者を雇用し保険請求をするということが多発しています。本気で行政が取り締まらない限り無くなることはないでしょう。専門学校に通う学生を安価で雇用し、施術をさせ保険請求を行うということが当たり前になっている院もまだまだあります。

無資格者を雇用して保険請求することは、多くの院で行われているからいいんじゃない?ということが、無資格請求されている院の言い分でしょうか?赤信号みんなで渡れば怖くない的な?こんな事を書くと、無資格施術整骨院からの依頼が無くなりますが別にかまいません。あらゆる業種でもそうですが、完全に白で利益を獲得していくことは非常に困難です。

ただでさえ整骨院業界は黒に近いグレーゾーンですが、さらに輪をかけてブラックゾーンにまっしぐらです。

確かに、無資格者を低賃金で雇い20~30分以上施術させて、長時間働かせれば売り上げ、利益は獲得できます。このやり方は何よりも頭を使わなくてもいいので一番楽です。こんな感じで経営している整骨院に限って「俺は経営者として優秀だ」と馬鹿な勘違いをしています。お馬鹿の典型です。それにあいまって、無資格施術に対して何の罪の意識も持っていない従業員は揃ってお馬鹿ばかりなので、経営者にとっても騙しやすいので好都合となります。

 

柔道整復師自身が資格価値を落としめている事に気付こう

3年間と結構な大金を掛けて資格を獲得したのに、知恵が無いという理由で無資格者保険請求を行い、資格価値を落としているということに気付いて下さい。どんなに技術力が高かろうが、患者に貢献していようが、ダメなものはダメ!!

どうしても、有資格者が雇用出来ないならば自費のみでの経営をしていこう。現在の保険診療の単価を考えれば、保険診療のみで労働時間を厳守して有資格者を雇用し利益を獲得していくことはほぼ不可能です。

柔道整復師も資格取得後に、研修制度を義務付けよう何て動きがかなり前からあります。研修院は何かしらの認可を受けなければいけないわけですが、無資格施術が当たり前で経営されている整骨院が、認可を受けているのがどう考えてもおかしいだろう。と思います。

無資格施術で保険請求をバンバン行っている整骨院が、資格取得後の研修院の認可を受けている状態が、整骨院業界が上から腐っている証拠です。よく言いますが組織は頭から腐るです。

3年間かけて、資格を取得後に研修に行って研修先が無資格施術の保険請求と長時間労働の院と有資格者のみの施術で労働時間を厳守している院とどちらが新卒資格者に希望を与えるだろうか?そのことについて、ちょこっと考えて頂きたいと思います。

何て書いても、多くの無資格請求をしている整骨院経営者の方はこんなマイナーブログを読むことはないでしょうが。

 

知恵を使えば、有資格者のみ施術、労働時間厳守は可能だよって話

では実際に有資格者と労働時間短縮を行うためには、必須になるのが知識になります。無資格請求を当たり前に行っている整骨院のように「患者さんとしっかりとコミュニケーションを取ります」「一生懸命施術をします」とかのレベルでは絶対不可能です。

集客スキルや高単価のメニューを販売するスキルが必要で、さらに従業員に稼いでもらうためのマネージメントスキルが必要です。

これらは経営者=能力がある(経営者は誰にでもなれる)と勘違いされている経営者さんには無理です。「どうすれば、なぜ?」と考え続ける事が出来る人だけが可能ではないでしょうか?

上記のような理由から従業員には勉強させたげてねと思うわけです。無資格施術請求しかしらない柔道整復師が独立する際には、同じやり方しか出来ません。どこかで負の連鎖を止める必要があります。

寛大で粋な整骨院経営者さん、数値関連と集客スキルについて従業員さんに勉強させてあげて下さい。私で協力出来ることはさせて頂きます。

 

無資格施術請求の整骨院経営者さんに言っておきます。

整骨院を有資格者のみでの施術で労働時間を短縮させるためには、様々なことをマニュアル化する必要があります。整骨院経営者さんでもマニュアル化に対して批判的な方が多いのも知っています。「施術をマニュアル化するなんてトンデモナイ」「マニュアルで従業員を締め付けるのは嫌だ」「効率化をして金儲けだけが目的か?」こんな感じでマニュアル化を導入している整骨院を批判する声をよく聞きます。

ハッキリと言うが

「高い手技を提供している」「生産性を度外視して患者に貢献している」とかキレイごとを並べても、無資格施術の保険請求や労基無視の論理は成り立たないんだぜ。マニュアル化を導入し数値分析を行い効率化をつつきるめて行く方がよほど全うに経営していると思います。

これは、私の個人的な意見ではなくルールだ。しっかりと頭に叩き込んで置いて下さい。

何度も書くがダメなものはダメだ。

有資格者のみの施術で、労働時間を短縮させていくためには施術者1人あたりの売上高と時間当たりの生産性を上げるしかありません。「うちでは新患さんに1時間かけています」と自慢げにお話しされる方もいらっしゃいますが、その分のお金を請求しているかが本当に大切なところです。患者1人あたりに時間を掛けて金銭を請求していないと、何処かにシワ寄せが来ます。(多くの場合従業員ですが)

患者に貢献してあげたい気持ちは分かります。ですが、整骨院という業種上時間当たりの生産性を考慮せずに運営していくと従業員を含めて過酷な労働環境になっていきます。

  1. 患者に無償で貢献するために、従業員に過酷な労働をさせる ×
  2. 患者にサービスに見合った金銭を請求し、それを従業員に還元していく ○

2の方が自然な流れだとは思いますが、経営者さんいかが思いますか?本当に患者に無償で貢献したいならば、休日に趣味で施術してあげればいいと思います。趣味の範囲と仕事を混同してしまうことがことをややこしくしているような気がします。

感情論では乗り切れないところです。現実を見ながらバランスをどこで取っていくのか「私は○○がしたいから」それも結構ですが、お金を稼ぐ以上世の中にはルールがあります。

売り上げを求める経営者さんが悪のようなイメージが整骨院でもまだまだありますが、世の中のルール(保険制度、労務環境)に従い売上高を獲得していくために経営者さんは必死になって勉強しています。自分のやりたいことだけをやってルール無視で、意味不明な正当化をさせる経営者さんよりもよほど良い経営者だと思っています。

「○○院は従業員をもっと働かせていて」どっちもどっちだ馬鹿野郎です。下を見て満足するなだ。下も沢山いるだろうが上には上がもっといまっせ。無資格施術に違和感もない、長時間労働に対して疑問も持たない、経営者の顔色だけを見て仕事をしている。こんな仕事場悲しくないですか?

さあ、あなたはどう考える?

 


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