バタバタしてブログの更新が滞っていますが、更新は止めません。本日の関係のない話は「Googleってすげ~」の話になります。まずはGoogleの検索結果に表示されていた広告枠が撤廃されるらしいです。これは治療院業界にとっても、そこそこの影響が出てくると思います。現状では「地名+整体」「地名+整骨院」では広告枠は撤廃されていません。治療院業界でどのタイミングやアルゴリズムで撤廃されるのかはわかりませんが、完全撤廃されればクリック単価が高騰することになるのでリスティング(PPC)広告に頼っている院は少し苦しくなるかなと。

広告枠

よく言いますが、一つの広告媒体に頼るのではなくリスクの分散をしていく必要があります。上と下に表示される枠が増加するようですが、おおよそ4~5位以上に表示されるための施策が必要になります。

「Googleすげ~」の話ですが、先日聞いた話をシェアします。Googleの理念の一つに

・ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

Google が掲げる 10 の事実

というものがあります。この話の一つで「ディズニーランド」と検索すると以下のように表示されます。

ディズニーランド

そして「ディズニーランド ホテル」と検索すると以下のようになります。

ホテルディズニーランド

違いが分かるでしょうか。違いは「ディスニーランド」で検索すると広告が一切表示されていません。これは「ディスニーランド」で検索した方は「ディスニーランド」の情報だけが知りたいわけです。検索ユーザーに焦点を当てて考えるとディスニーランドの公式ページ以外を表示させる必要がありません。

しかし「ディズニーランド ホテル」と検索するユーザーはディズニーランド周辺ホテルの情報が欲しいので広告を表示させています。さらに「ディズニーランド」と「ディズニーランド ホテル」と検索ボリュームを調べると圧倒的に「ディズニーランド」の方が数倍検索ボリュームがあります。

Googleの収益の約9割を占めている広告業ですが、ユーザーに焦点を当てて考えているので、広告収入などは度外視でアルゴリズムを作っています。「ディズニーランド」の方が「ディズニーランド ホテル」と検索するよりも検索ボリュームがあるので短期的に考えると「ディズニーランド」で検索しても広告枠を表示させた方がGoogleとしては儲かります。

ですが、長期スパンで考えユーザーファーストの理念があるので目の前の少しの売上高などには目もくれません。さらにGoogleは世界中で使われていますが、日本の「ディズニーランド」という小さなキーワドでも検索アルゴリズムは広告枠の表示,不表示を判断出来ています。

このような目の前の売上高には目もくれない事(長期的な展望)と、検索アルゴリズムの賢さに「Googleすげ~」と感じた話をシェアさせて頂きました。Google賢いですわ。ようやく、ここから本題になります。すでに、ここまでで1200文字を超えています。

この部分は全て書き終えてから、書いていますが今回のブログは長文になっています。ちょこちょこ治療院経営に役立つことが書いてあるので最後まで読んで頂けると嬉しいY(ワイ)。

煽るつもりも、不快にさせるつもりもありません

このブログの内容は経営者さんによっては、気分が悪くされる方もいらっしゃると思います。時には煽っているように感じる事もあるかもですが、基本的に煽るつもりはありません。このブログを読んでいただいているほんの数%の方のみお仕事の依頼が頂けるので、煽っても意味がありません。単純に治療院経営者さんに「知っておいて欲しいこと」を主にブログを書いています。

それを踏まえて今後もこのブログをお読みいただければありがたいです。

客単価や生産性は経営者の実力がモロに出る

売上高よりも客単価や生産性の方が経営者さんの実力が見えます。売上高は立地条件(運の要素が強い)や人海戦術などで売上高を獲得する事が出来るのですが、客単価や生産性は運の要素が除かれ経営者さんの実力が見えてきます。

「売上が○○百万円」だから大丈夫とならずに、客単価や生産性で経営者としての実力を分析してみて下さい。

百歩譲って客単価3,000円以上、生産性(10分)1,300円以上はクリアしよう

何度もこのブログで言っていますが「客単価3,000円以上、生産性(10分)1,300円以上」はクリアして欲しい数値です。収益性の意味だけでなく、「経営者の実力」という意味でも超えてほしい数字になります。

「客単価や生産性が低い」という事は、経営者としての実力が「う~ん」という事を意味するので、その他の問題(人材問題など)もおそらく問題が続出しているはずです。今はしていなくても今後出てきますよ。(多分)

ということで以下は、客単価や生産性が低い経営者さんに対するアドバイスを生意気にもさせて頂きます。(お前何様やねんのご意見派はごもっとも)

「コツコツする」という事の意味について。コツコツはコツコツしないと成果が出ないよ

これもコンサルティングを行っていて時折感じる事ですが、「コツコツ作業を積み重ねる」という意味をしっかりとご理解いただきたいなと思います。「コツコツする」という事に対してコツコツのコの一画目の横棒の時点で「成果が出ない」という方がいらっしゃいます。

例えば「ブログを書く」という事に関しても数記事書いただけで「成果が出ない」という方がいらっしゃいます。確かに天才ブロガーならば数記事でもアクセスを集めている方もいらっしゃるようですが、基本的にはある程度継続しないと成果が出ません。(コツコツ書けば良いという事でもないですが)

成果

作業内容によってはすぐに成果が出る場合もありますが、「成果を持続させる」や「再現性」を得るスキルレベルで考えると、どの作業もすぐに習得する事は難しいでしょう。色々なプロの方を見ていて思いますが、ちょこっと作業や勉強したくらいで成果が出るほど甘くありません。

大勢が行っている事が正しいとは限らない。皆がやらないことをやる

これはあらゆる事で言える事ですが、「多くの治療院が取り入れている」という事で安心し模倣されている施策が、あなたの院でも多かれ少なかれあると思います。

例えば治療院業界で有名な某口コミサイトを自院のホームページに埋め込まれている院を多く見かけます。↓のようなやつです。

口コミサイト

おそらく「自院の口コミを表示させて集客に繋げる(こんなに口コミ評価高いんだぜ~的な)」ことが目的だと思いますが、これを行う事で何が裏で起きているか理解されている経営者さんはおそらく少ないかなと思います。ヒント?はココに書いてあります。考えてみて下さい。

多くの院が行っているという判断で、模倣すると裏で予想外の現象が起きている事も少なくありません。どんな方法を取り入れる時にもしっかりと考える事が重要になります。そもそも、業界で皆がやっている時点で「その方法は既に効果が薄い」を意味します。だから、同業種の経営者が集まった勉強会はオススメしないんです。(同じ悩みを持った仲間が集まりなんたらかんたらとかマジで意味不明)

例えば人材問題などで例えると、治療院業界では外部研修(多店舗成功経営者さんのセミナーなど)などが主軸となっているようですが、外部研修などに従業員を送り込むことで人材問題の本質的な問題が改善したケースをあまり見たことがありません。

「外部研修が意味ない」という意味ではなく、外部研修は内部環境(経営者の考え方や院全体の習慣)を変える事で初めて効果が出るものです。

大金を支払って外部研修に従業員を派遣する経営者さんは多数いても、院の内部環境を変えようとする経営者さんは少ないように感じています。(適当な体感値ですが)

内部環境(経営者の考え方や院全体の習慣)自分が変わらずに、外部研修など金だけで解決出来るほど人材問題は甘くない

「ディズニーの人材育成方法」「○○のコーチング方法」「リッツカールトンの○○方法」だけでなく、内部環境を変えないと意味ないよと個人的には考えています。治療院業界などの小規模の事業ではPM理論とSL理論から本当のリーダシップとチームワークについて考えてみようがすごく適した理論だと思いますが、このブログは過去最低のメルマガクリック率を誇っています。(自慢にならん)

「組織運営はキレイごとだけでは出来ない」この自論はしばらく変わりそうもないと思います。よほどの事例に出会わない限り。

集客問題に関しても同様で「オンライン集客」で考えると、SEOやリスティング(PPC)広告などの施策を業者に丸投げしている院も少なくありません。先ほども言ったように、業界で皆がやっている時点で「その方法は既に効果が薄い」となるので、皆が取り組んでいる先の事に焦点を当てて行動していかないと、安定して長期間成果を出すことが出来ません。

経営方法で「流行を取り入れる」「皆がやっている」という考えに疑問を持つことが、今の時代必要だと痛感しています。また「成功者がやっていた」という事が判断基準になっている事が多いように感じます。

「成功事例」もそうですが、成功事例が情報を見極める一つの指標となっているならば、その状態から抜け出すことをオススメします。

健康食品(サプリなど)のLPなどは典型的な例ですが、これでもかというほどに成功事例が紹介されています。理由は単純で成功事例を並べておけば、成果を連想させることが出来るからです。しっかりと精査するクラスタは成功事例などのみで商品の購入判断をすることはありません。

「知識、行動、情熱」どれが一番重要??

勝手な決めつけですが「知識、行動、情熱」のうち治療院業界では「情熱」が重要視されているように感じています。では、成果を出すために本当は何が一番重要だと思いますか?

知識が一番?

知識だけをかき集めても、行動する事が出来なければ成果を出すことは出来ません。無料の情報を集めて回るのはやめましょう。「いつも、無料の情報で十分と言ってるやん」のご意見はごもっともですが、無作為に無料の情報を集めると本当に必要な情報が分からなくなり、有益な行動に繋げることが出来なくなります。

よくある「無料プレゼント」などです。(このブログ↓に、メルマガ無料プレゼントがありますがwww)

以前にも治療院経営を成功させるためにはこの力を磨こうで書きましたが、無料の情報を有益化するためには「行動し疑問点が出て調べる」事ではじめて可能となります。行動する前に「無料だから」という理由で、その情報に時間を割くよりも今やるべきことに時間を割きましょう。

「今、何をするべきかわからない?」それはさすがに、ググっても出てこないと思います。自分で考えるか、金払って解決するか、無料を教えてくれる奇特な人を探すかです。

行動が一番?

「行動力が重要」と言いますが、行動力だけでは成果は出せません。知識が無くやみくもに行動しても、間違った方向に進むだけで、成果が出るはずもありません。治療院業界も例外なく、がむしゃらに行動するだけでは成果が出ずらくなっています。

根性論で行動するだけで、成果が出るほど甘くない

といった感じです。(はい、うっとうしいですね。分かってますよ)

情熱が一番?

情熱も行動と同じで、熱い情熱だけでは解決出来ない問題が多数あります。地盤となる知識が無いと、そもそも変な方向に情熱が向くことも珍しくありません。

情熱が先行しすぎると、よくある経営者が理想像に溺れてしまい、現実が見えなくなり組織の崩壊に繋がっていきます。経営者の能力で一番重要な力は、広告を作る能力でもなく、手技力でもなく、数字を読む力でもなく、現状を客観視してみる力だと思います。

情熱だけで何とかなるほど、世の中甘くない

という感じです。

正解は??

「知識、行動、情熱」全て必要が正解になります。情熱がなければ行動する力が生まれないし、行動を成果に繋げるためには知識が必要になります。

情熱が行動力を生み、知識が行動力を成果までの正確な道を記してくれる

まとめ

いつも以上に「お前何様やねん」と感じた方も多いかもですが、情報が異常な速度で回っています。治療院業界も例外ではなく、このスピードに適応していかないと経営し続ける事が困難になっていきます。今後は一つの施策が成果が出なくなるスピードがドンドン速くなっていくと予想しています。

そのスピードに対応するためには、経営者さんの「知識、行動、情熱」全ての事が必要になってきます。

このブログで何度も書いていますが「好きな事をやるために、好きじゃなないことをやる」必要性が治療院業界でも出ています。「そのままで良い」「自分の好きなようにすればいい」確かにその通りですが、これらの言葉には補足があります。

それは「今のままでいいなら」です。

  • 「今のままでいいなら、そのままで良い」
  • 「今のままでいいなら、自分の好きなようにすればいい」

経営面で悩んでいたり、何かしらの根深い問題を抱えているならば、経営者さんガツンと頑張りましょうよ。頑張った分は返ってきますよ。(多分ね)

頑張って行動した結果、たとえ成果が保証されていなくてもやらなければ始まりません。

今回は2~3回誤字脱字がないか確認しましたが、長文になり確認の精度が甘くなっていると予想。「ブログを書く際にはしっかりと誤字脱字が無いか確認する事が重要」と反面教師にしてください。という事で締めさせて頂きます。


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