ラグビーが大いに盛り上がっております。バスケットも負けないように頑張って欲しいものですが、ジョーンズカップは厳しい結果のようでした。田臥選手が選ばれているのは感慨深いものがあります。
さて人材育成の問題ですが、ふと思ったのですがそもそも人材育成を行ってどうしたいのでしょうか。従業員に教育を行い業績アップというのが突き詰めた話でしょうか?(患者への貢献も含めて)
人材育成というものは経営者の方針を円滑に行う為に進めて行くと思うのですが、治療院業界だと大きく分けて3つになると思います。院のカラーとでも言いましょう。経営理念とはまた違うような気がします。(本音の話しましょう)「地域医療の貢献」何ていう経営理念がありましたが「貢献するほど余裕ないわ」というのがその時の本音でした。
人材育成は院のカラーをどうしたいのかで方向性が決まる(本音でいこう編)
治療院だけではないと思うのですが、経営者の考えを円滑に実行するために人材育成を行うと思います。ここをハッキリさせておかないと人材育成の方法も選ぶことが出来ません。先ほどから「本音で」と言っていますが、人材育成機関の現場を見て見ると、そこには「考える力」「高品質の手技の提供」など何もなく、そこには疲弊しかないなんてこともあります。(外部からの見学がある場合はハイテンションで)
「院のカラーをどうしていくのか?」ですが、大きく分けて3つ(後は、3つの分類の比率だけだと思います)
- 経営面を最優先(安定経営のために手技のマニュアル化、マネージメント論の導入、勤務評価導入)
- 手技面を最優先(高品質の手技を提供するために労を惜しまない)
- 特になし(少々利益が出ていればそれで良し的な)
3.特になしに関してはそのまま現状維持でも問題ないと思います。(従業員のタイプも特に何もしたくないという人材が比率でいうと多いでしょうから、こういう院もありだと思います)独立傾向が高い業界という部分を改善すると、居場所が出来る人たちも増えるという話
院のカラー(経営者の方針)を上手く打ち出し組織として機能しているグループに言える事は、振り切ってやっているというところです。中途半端に「○○すると△△が起こるから□□出来ない」何てことはしません。自院のカラー(経営者の方針)を機能させることを最優先として組織が動いています。
中途半端が一番ダメ、ダメ
「経営面の効率化を行いたい」という気持ちと「高品質の手技を提供したい」という気持ちに揺れてしまい、中途半端になりどちらも叶わず何て状態になっていないでしょうか?
経営面の効率化を行いたいならば
- 管理(マネージメント)できる人材の育成
- 高単価の商品
- 勤務評価制度の導入
- マニュアルの作成
などが必要ですが、お世辞にも作業量や完成まで道が楽だとは言えません。従業員の反対もあるでしょうし、地道な作業を最後までやり抜く根気が必要です。
高品質の手技を最優先にするならば
- 終わる事のない手技勉強
- 知識を身にするための、プライベートを犠牲にした練習
手技を最優先にするならば↑のようなことを続ける根気が必要だと思います。「手技が好きだ」とはいえ、こちらの道も楽な道ではないと思います。
どちらも道を選ぶにせよ楽な道ではないと思います。そして、どちらが正しいという事に関して答えも無いと個人的には思っています。経営面を最優先、手技を最優先どちらにしてもメリット、デメリットが有り社会的にも貢献できる部分が違います。どの道を選ぶにせよ「問題が起きない道なんてない」という事で、自分で選んだ道なので道は険しくとも進んでいこう。
現状から抜け出す事を恐れずに進んで行きましょう。貴方の考えが何かを想い幸をもたらすならば、きっと賛同してくれる仲間が出てくると思います。
「現状維持のどっちつかずだと、変化は出ない」思い切り振り切っていこう。
連休中にやることは現状から抜け出す覚悟をする。それで十分でしょう。
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