経営不振が続く原因について

経営不振から抜け出せない原因を私的に実感している事から少し書いて行きたいと思います。特に整骨院経営者さんは経営不振からなかなか抜け出せずにいる方も少なくないのではないでしょうか。整骨院が経営不振から抜け出せない一番の原因は言葉を選ばずに書くと、これまでの整骨院経営には「経営」というスキルは必要なかったためです。

これまでの整骨院経営

店舗借りて人を用意すれば自動的に新患が来院して客数がそこそこ溜まっていきました。また、労務問題もこの業界特有の考え方もまかり通ってきました。業界の不通が世間では普通では無い状況が長らく続いていましたが、他業種の介入や保険制度の収益低下などが原因で業界全体で経営不振の院が増えてきました。

これまでの整骨院経営を念頭にしている方は業績改善は非常に難しいと思います。これまでは特に経営者としての能力が高くなくても売上高を獲得できていました。それが念頭にあると現在業績改善に必要な事とのギャップに差が出ています。

時代は少しづつ進み色々な情報や派手な実績があなたの耳にも入ってきたことでしょう。孤島にでもないかぎり整骨院で黒字化する事は不可能ではないと思いますし、そこそこ利益を出すことも困難ではないと思います。

これからの整骨院経営

今度の整骨院経営者に求められることは常々言っていますが「全部やる」です。数字の事やネットのこと手技のこと全てやる必要があります。「全部やる」ですが全ての事をマスターする必要はなくて最低限の知識で良いかと思います。最低限の知識がなければしっかりとした業者を選ぶ事すらできなくなります。派手な実績のみが選定判断になってしまいます。

小難しそうなこと（やってみればそうでもない）は置いといてこれまでの方法で経営していく事も一つの選択だと思います。ただし、それでは現状維持すら困難になってきます。現在は整骨院経営が順調だとしても「気がつけば・・・」何て事が普通に起きます。以前が平均来患数100名越えの整骨院さんが現在では業績不振なんてことも珍しくありません。

• ブログ書くのが面倒
• 数字の事は分からない
• ネットの事は苦手

などなどあると思いますが、果たして本当にそれでいいのか今一度考えて見ましょう。本気で「業績回復する」と覚悟を決めて行動すれば大半の事は何とかなります。良くも悪くも条件さえ良ければそこそこの利益が取れる状態である事も整骨院業界の現状です。ですが他所と比べてもあなたの院の業績が変わることはありません。今やらなければいけないことをやりましょう。

業績不振の整骨院経営者が気を付けてほしいことまとめ

売上について

• 感情論や思い込みで判断するべからず
• 本気になれば何とかなる
• 出来ない理由を並べても意味なし
• 遅かれ早かれやるしかない
• 自分のペースでは捨てて、一度集中して仕事に望む（マイペースでやってきたから今がある）
• 楽して金も掛けずに問題解決何てない
• どんな情報もそのまま信じずに一度裏を取る
• 分からない事があれば調べる

人材問題について

• 理念を語っても人は変わらない（あなたが変わらないように従業員も変わらない)
• 出来る人間を育てた方が早いし本当の意味で公平・公正（それが出来ないならば人材育成をする必要なし）
• トップダウンかボトムアップか本当にどうするか決断する（人材育成と業務トレーニングは違う）
• キレイごとだけでは解決できないこともある
• 大半の従業員さんはことの重大さ（業界の厳しさ）に気付いていない
• 院長業務は多かれ少なかれ向き不向きがある（なのでどれだけ院長業務を簡略化していくかが重要）

まとめ

といった感じで今後整骨院経営で重要になるのは、従業員さんも経営者さんも同様で本気でやる覚悟だと思います。従業員さんに現実に厳しさをしっかりと伝えて努力しないならば何も得ることは出来ないという当たり前のことを本当の意味で理解してもらう事が必要です。

上手い話も楽してやりたい事でお金儲け出来るなんてことは無い。

今年も5月に入りました。年明けから変化はありましたか？何か行動出来ているでしょうか？行動とはセミナーや教材などで勉強するという事ではありません。実業務として行動できているかです。頑張って重い腰を上げましょう。

コツコツやっていれば点と点の情報が繋がり線になる瞬間が訪れます。頑張って下さい、応援しています。頑張ってほしいですが

舐めたらあかん♪舐めたらあかん♪整骨院経営舐めたら怖いんやで～♪