全くまとまっていない話

とある治療家向けの勉強会に参加している方と話をさせて頂いて、感じたことを諸々書いてみます。勉強会と言っても定期的に行われるものと、単発の勉強があり今回は定期的な勉強会のようです。毎月開催されていて、ベテラン施術者を中心に新人も集まり症例報告も踏まえて勉強会が行われているようです。

最近ここ数年で私自身の考え方がどんな形で変化してきたか、何だか考えるようになりました。治療院業界で言うところの医療と営利の部分も含めて「こっちを立てればあっちが立たず」というところで「う~ん」と考えております。

そんなタイミングで↑の勉強会に参加した施術者と話をさせていただいて感じたことをツラツラと書いてみます。治療院経営者さんの中でも医療と営利の部分で悩んでいる方も多いのではないかと思います。長くなりますが、お付き合い頂ければ幸いでございます。今回の主な内容は治療家さん向けになります。

売上アップを主の目的としてコンサルティングを業としてますが、今回はぶっちゃけトークで行ってみます。

勉強会に参加した施術者の葛藤はなぜ起こるのか?

勉強会に参加された施術者さんは、毎月行われる勉強会に対して「売上伸びないな」「患者も継続通院しないな」という事で、葛藤されていました。まさしく治療家としての医療面での貢献と営利という部分ですね。

毎月開催されている勉強会の目的は「医療面での貢献」だと思います。しっかりと、この部分を認識しておかないと「売上高伸びないな」という葛藤が起きます。治療の勉強は治療の勉強です。技術力が向上する事で売上高も並行して伸びていくという単純構造には、世の中なっていません。

もちろん、技術力の向上で院の業績が上がっていく事は可能だと思いますがその領域に到達するためには、超えなかればいけない壁がいくつかあるように思います。

今回の話を聞いて「金の力は巨大」だと改めて実感しました。少し話は飛びますが、施術者と言えども家族がいます。その中で、営利目的の部分を捨て日々治療家として活動する事は誰にでも出来ることではありません。

治療家として技術力が向上し、それが世間に認知されて医療と営利が両立されるまでは非常に時間が掛ると思います。いわゆる子弟制度のようなものです。そして、修業期間が営利という部分で大きく報われるかはまた別の話になります。

技術力を高めて、患者にとって理想な状態は「院に通院しなくなる」という状況が「治った」という事だと思います。もちろん、満足度が高ければある程度のリピートが望めるとは思いますが、治療家としての最終的な目的は通院しなくなるという状況が理想な状態ですよね。

永続的に「メンテナンスが必要」何て状況は、医療としては理想な状態ではないかと思います。永続的な通院は治療勉強会の趣旨とは反していると思いますが、いかがでしょうか?

現在勉強している事が何を目的でやっているのかを理解しておかないと、施術者の方が辛くなってくると思います。

治療院とリピート率について

完治までの回数や期間はさておき、高度な治療技術を提供されている院が「治る」という目的を達成するために、必要な事は「患者教育」がどれだけ事前に行えているかがポイントだと思います。いわゆるゴットハンド的に言われる院では、事前情報として患者教育が口コミなどで伝わっているので非常に話が早いと思います。

治療の価値が事前に伝わっていると言った方が、分かりやすいかもしれませんね。

治療効果を上げるためには、患者の理解が欠かせないと思います。「忙しいから」などの理由で通院や自己メンテナンスを行ってもらえないと効果が上がらないことも多々あるでしょう。残念ながら、一般消費者が事前にカラダのことを理解して来院してくる何て事はホトンドありえません。

慰安目的の患者に対して、来院後に指導を行っても中々理解してもらう事は厳しいのではないでしょうか。この部分でゴットハンドと言われる院は非常に有利になっています。

「治る」まで通院してもらうには、事前の教育をどれだけ行えているかが非常に重要になりますので、治療家さん各位治療勉強と別にこの部分の勉強もされてみてはいかがでしょうか。

やっぱり治療家と多店舗化の併用は難しいと思うのだけど

子弟制度のようなもので治療家を育てて、治療院を作って行くためにはやはり経営者が現場から抜けるとか手技のマニュアル化、従業員の早期戦力化いう事を併用する事は困難です。

手技のマニュアル化を行うという事は適応できる症状を絞り込むという事だと思います。また、経営者が現場を抜けるという事は高品質の手技を維持する事は困難になりますよね。定期的に治療勉強会を行うだけでは品質を保つことは不可能ではないでしょうか。

「どうすれば経営者が現場から抜けられるか」の悩みに通じますが、現場を抜けるために必要な事を捨てられるかがポイントになります。治療を日々向上させて院を作って行くためには、終わる事のない勉強が必要で店舗数を増やして従業員を増やしてということでは管理不可能ではないですか。

店舗数を増やして従業員数を増やして「多店舗展開出来た」と思う事は可能ですが、医療を提供するという面でもあなたが納得できるレベルで行えているかはまた別の話でしょう。あなたが納得いく治療レベルで店舗を運営するためにはどの規模があっているのか今一度深く考えて決断しておく必要があるでしょう。

これが決まれば「多店舗展開で、儲かって羨ましいな」「治療レベルが高くて羨ましいな」てなことは起きないのでは。難しいけどね。

金をいかに利用するか

今回の主な内容は治療家さん向けになりますが「医療面での貢献」だけを追いかけていては、形を作っていく事が難しいでしょうし、患者に届ける事もままならないと思います。

「医療面での貢献」を行う為に、どうやって金を利用するかを考えて見ましょう。「医療面での貢献」をするために金を利用すればスピードが上がるはずです。

社会的な構造として、金と縁を切ることは非常に難しく、見て見ない振りでは目的達成は難しくなるでしょう。「医療面での貢献」という視点だけでなく、社会構造と並行して考えないと実現不可だと思います。このポイントが何においてもカギになってくるでしょう。

金と縁が切れる生活が出来れば良いなと思いますが、難しいなと感じる今日この頃です。全くまとまっていない話にお付き合い頂きありがとうございます。

色々な葛藤があると思いますが、悩みながらやっていきましょう。全て上手くいっていると勘違いするよりよほど良いでしょう。とにもかくにも、ポイントを間違わずにお互い頑張りましょう。


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