これまた抽象的な議題でありますが「成長」について少し考えて見ましょう。経営者であろうが雇われている状態であろうが、多かれ少なかれ「成長する」という事をどこかで意識していると思います。

では、実際に「成長の尺度を何で測るのか?」という事が大切なんじゃないかと思います。経営者さんならば「店舗数が増えた」「従業員数が増えた」「院の売上高、利益も含めて増大した」や従業員さんならば「職位が上がった」「給料が上がった」という事が一概に成長したとは言えないなと思う次第であります。

店舗数や売上利益や職位などもそうですが、自己変化が起きていなくても外部要因を大きく受けるので成長していなくても可能な事です。

例えば整骨院さんが無資格者を雇用し、低賃金の長時間労働で規模拡大を進めて「経営者として成長した」と言われると、う~ん?と個人的には思います。事業としては成長したと言えるのかもしれませんが、中身は全く変わっていないので規模拡大と同時に問題も大きくなっていくでしょう。経営者としての能力は何も変化していないのでいつか処理できない問題にぶつかることになるでしょう。

従業員として役職や収入が上がった場合も同様です。組織の場合は、急な退職者などで繰り上がりの昇進何てこともあるでしょう。これを成長と捉えるのかどうか本当に考えなければいけません。

成長の尺度は習慣が変わったか否かで測ればはっきりする

↑でも書いたように様々な結果は長期的にみると短期的な現象です。結果が重要なのは当たり前ですが、長期スパンで見ると根本的な部分の変化が重要です。この部分が変われば、事業が傾いたりしても立て直すことが出来ると思います。

「成長」とは根本的なところが変わることだと思います。そのためには習慣を変える事しかないですよね。

ということで習慣とはwikiより

その人の習慣は、後天的な行動様式であり、反復して行われることで固定化される。身体的な振る舞いの他に、考え方など精神的、心理的な傾向をも含む。人の成功に影響する所が大きいため、「習慣は第二の天性なり」とも言われる。

とのことで「心理的な傾向をも含む」の部分がとても重要だと思います。習慣というと「毎日○○する」をイメージする方が多いのではないかと思いますが、重要な習慣とは心理的な傾向の変化だと思います。

成長に必要な私的に考える心理的な傾向の変化とは、良くも悪くも発生した状況に対する心理的な反応だと思います。違ったことをしているようで、根本的には同じことを繰り返していたりすることも多々あると思います。

何度も言いますが「成長」とは心理的な反応で、発生した状況に対する心の反応が変わることだと思います。決して規模拡大や収入の増加ではありません。(決めつけ~)

以前○○が発生した時には「○○と考えていた」事が「△△」と考える事が出来るようになることで、一時的に収入や職位が上がる事ではありません。長期的なスパンで見ると成長のために収入や職位が下がることもあるでしょう。この状況で「あ~収入が下がった」と捉えるのか、根本的な成長の部分を見ているのかで大きく人の成長度合いは変わってくると思います。

 

相変わらず説明するのが苦手ですが、口悪く書くと

「短期的な目の前の結果で成長度合いを測らずに、心の反応(習慣)がどう変わったのかをじっくりと自己分析しなはれや」という事です。

心の反応(習慣)が変われば全ての判断基準が変わるので、その積み重ねは長期で見るととてつもない大きな差になります。心の反応を変えるためには考える時間を増やすことが一番の近道だと思います。

 

 


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