photo credit: Right via photopin (license)

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今回は治療院(整骨院も含めて)開業当初(1~2ヵ月)の売上高について少し考えてみましょう。いきなり結論ですが、開業当初適正な売上高はありません。開業初月に損益分的点をクリアすることが絶対的な正解でもないと思いますし、ましてや「開業初月で○○円達成」なども目安にはなりません。従業員数や広告費など状況も院により全く異なるので売上高を参考にするだけ野暮です。

継続課金などを使用するのであれば、初月は赤字何てことあるでしょうし、固定費を回収する程度の売上高を獲得で出来ていても将来に向けて投資(広告費や教育費など)される治療院さんもあるでしょう。この辺りは開業前にしっかりと計画を立ててスタートするものです。開業が決まって(物件等が決まって)からの相談ではなく、計画段階からの相談にしていただけるとありがたいです。

さて、日ごろから厳しめの事を書いていますが「開業当初に売上高の適正は?」という事を検索する段階では、まだ開業は様子見た方が良いかなと個人的に思います。このブログの検索ワードをアナリティクスで見ていると検索者さんのリテラシーレベルが明確に出ます。

「厳しい結果になるだろうな」と思う事も少なくありません。派手な成果が飛び交っているので、安易に成果を想像される方が増えているのかなと。

院によって持っている資源が違うので「これが正解」はなくて、自分に合った方法をしっかりと見極めて開業に踏み切ることが必要です。例えば、従業員4名程度で資金にも余裕がある院と、一人治療院で資金も運転資金数か月分となると取るべき方法も異なってきます。(当たり前ですけどね)

開業までにどこまで準備しておくべきかですが、もちろん全ての事をマスターしてからでは時間がかかりすぎます。ですが、最低限自分が何をやっているかを理解できる程度の事は必要だと思います。(分かっているつもりにならないことが重要です。それが自分では判断つかないんですがね。)

開業後に「こんなはずじゃなかった」症候群になりパニックになってからではどうしようもありません。そんな時こそ落ち着いてです。焦っても客数が増えるわけでもなく、売上高が伸びる事もありません。冷静に状況を見極めるために一旦落ち着きましょう。

開業前に想定すること

開業前には、最悪の状況を想定してスタートしましょう。「こうだったら良いのにな」的な希望的観測は一切捨てて計画を立てる事が必要です。集客などは特にそうですが、厳しい状況になることを想定して資金コントロールをし、人材確保に関しても開業直後に退職者が出る事もある程度想定しておくことが必要です。

開業前の計画は実はシンプルで、あらゆることを最悪の状況を想定して準備する。この感じで計画を立てれば資金が「もう少し必要だ」とか「立地選定の見直し」「従業員数の見直し」「価格設定の見直し」など見直す点が出てくると思います。

最後にもう一度、開業準備は

最悪の事を想定し準備を行い「こうだったら良いのにな」的な希望的観測は一切捨てて計画を立てる。開業後に想定外の事が起きてパニクルーになってからでは時すでに遅し。

やはり、あれば安心資金力ですな。とはいえ、それなりのやり方があるとは思いますが。7月も終わりに近づいていますが広告費に対して現時点で8倍強の売上高を回収出来ている院も出てきています。重要なことは準備力と行動力ですよ。能力の差でなはいことは確かです。


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貴院の治療院経営に取り入れ、土台がしっかりとした治療院を作ってっください。xY1anecBTjhprv91409980744_1409980887 (1)


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