「整体院、整骨院求人に対する応募が来ない」の解決策としての一案、経営者さん各位いかがでしょうか？

治療院業界全体が抱える人手不足の問題があります。人材会社を通しても応募が来ない状態も少なくないようです。（よく聞きます）特に柔道整復師になると今後人材不足は深刻になってきます。人材をしっかりと揃えるという事も経営状態を安安定させる上で重要になってきます。都心部でも人材不足の話は聞きますが、地方になるとそれはもう・・・な状態のようです。

今後（特に柔道整復師）人材不足の問題は深刻になってきますが、そこで一つの案を書いていきます。

「採用枠の年齢を見直しましょう」

採用の年齢枠を上げる事をオススメする理由

景気の良い話がばかりが強調されやすいですが、閉院している整体、整骨院も少なくありません。そこで施術は出来るが経営が苦手という人達が仕事を探すわけです。今さら違う仕事を探すのも難しいが整体や整骨院の求人を見ても若い人を募集している（iイメージとして感じる）から応募しにくいという人達が今後ますます増えてくると思います。

そこでベテラン施術者を施術経験を積極的に採用していく方針を打ち出す事で、他が抱える人材不足の問題から一歩先に出ることが出来るのではないかと思います。

「院は人材不足を抱えている、仕事を求めているベテラン施術者」という事で需要と供給が成り立つわけです。また、ベテラン施術者は今後独立を検討する可能性も若いスタッフに比べて低いので長期間働いてもらえる可能性も高くなると思います。独立した人だけが分かる、安定して収入が入る安心感ってやつですね。

求人掲載分は注意して作ろう

現在は募集・採用における年齢制限禁止について（厚生労働省）があるので掲載分などのには十分に注意が必要ですが、写真や既存スタッフの声など伝える方法は沢山あります。このブログを書くために色々な治療院さんの求人を見ましたが、具体的に触れていませんが若いスタッフをイメージして作られている掲載が大半を占めていました。そこをしっかりと40代以上でも安心して応募できるようにしっかりと掲載分を見直してみて下さい。

年齢制限を記載出来ないが若い人を連想させる掲載分だと、年齢が高い人達は応募に踏み切りにくいものです。しっかりと安心して応募できるようにしてあげる事で、反応率は変わってくると思いますよ。自院のサイトなどの求人ページをしっかりと充実させてあげる事も一つの方法です。

ベテラン施術者採用時に準備しておくこと

ベテランの施術者を採用する前に院の環境を整えておく事も大切です。これまで自分よりも年齢が上のスタッフを面接、採用、育成してことがありますが、起こりやすい問題があるので事前に準備しておくことをオススメいたします。

社内研修の充実

ベテラン施術者の場合は経験値があるという事がプラスになる事もあれば、マイナスになる事もあります。（勿論個人差がアリ）本採用してから「思っていたのと違った」となればお互い良い事はありませんので、本採用までにしっかりと院のやり方を理解してもらいましょう。

「院のやり方の中で自分のカラーを出していく」という事をしっかりと伝えておかなければいけません。この範囲は院によって異なると思うのですが、何にせよ院のやり方を十分に理解してもらったうえで採用するようにしましょう。

マネージメント力の強化と待遇面の充実

分院などを既にお持ちの院は特に準備が必要で、自分よりも年齢が上のスタッフをマネージメントをする際によく起きる現象ですが、仕事としての上下関係（指示命令系統）と年齢における気遣いを混同しないように仕事は仕事としてしっかりとマネージメント出来るようにしておきましょう。

ベテラン施術者でも勤めている内に、院にとって大きな戦力になるのならば幹部への昇進などで積極的に昇給が出来る仕組みを作り、何をすれば昇給するのかを明確にしてあげましょう。また、既に家庭を持っている方が多いと思うので労働時間も考えて上げて下さい。

まとめ

治療院業界が抱える人材不足の解消法としてベテラン施術者を積極的に採用する出来る院作りが出来るようになると、かなり安定経営が出来るのようになるかと思います。多くの院が若いスタッフを求めているのならば、逆にベテラン施術者を採用して戦力に出来る環境を作ることが出来れば、人材不足の問題のリスクが軽減されると思います。一般企業のように長期間務める事が出来る院作りが何にせよ求められている事は間違いありません。