（）photo credit: Saad Faruque via photopin cc
経営者は「売り上げ上げるぞ」てな感じで色々悩まれることも多いと思います。色々悩んだ末に良い答えが出ずに「○○が流行っているから」何てことで取りいれたりすることもあるのではないでしょうか？
売り上げアップの他にも人材問題等やらなければいけないことは沢山あることでしょう。当たり前の話ですが、改善点である「○○する」ということを行動して成果が出ないということは、多くの場合何が問題か正確に認識できていないケースがホトンドです。（少数派でありますが、解決策が悪いということも稀にあります）
何をするべきか迷った時は分け分けして考えよう
例えば「売り上げアップ」が問題だとしたら、これを分けて考えてみましょう。整骨院に例えると、保険診療、実費診療、交通事故。
それをさらに、新規、既存。そして、実費を各コースごとなどなど細かく区分して、数値を出してみましょう。多くの整骨院さんでも頻度、客数、客単価などは集計されるでしょう。それを細かく集計してみましょう。
そうするとあら不思議、なんだか弱い部分が見えてくるではありませんか。自分が集計せずに予測していた部分とは全く異なったこと結果が出てくることも最初は多々あります。
ということで「何をすべきか悩んだ時はわけわけして数値を集計しましょう」
完璧な状態はあり得ない
治療院経営者さんとお話しさせて頂いて時折感じますが「当院では、今の状態がベストです」何てことを聞く事もありますが、どんな大企業でも完璧な状態はあり得ません。
売り上げ、人材問題等、緊急性はないが改善した方がいいことは常に何かあるはずです。臭いものに蓋ではなく臭い物の蓋を開けてみましょう。放置して蓋を閉じていても腐敗臭が漂うようになってからでは、中身をすべて取り換えるなんてことになってからではまあ大変です。
ということで、問題点が明確になってからが勝負だ。貴院が抱えている問題点を全てピックアップしてみましょう。全てです。やらなければと先延ばしにしていることや、緊急性な案件も含めて全て書き起こしましょう。
問題点何から手をつけるか迷った時は
ということで、問題点を全て具体的に書き起こすとそこそこの数になっていると思います。問題点が具体的に出揃ってからが本題になるわけです。（問題点をあぶり出す作業をすっ飛ばしてしまうと、自分の思い込みが影響してしまうことがあるので要注意です。面倒でもやりましょうね。）
問題が出揃うと「さあ、何から手をつけよう」となるわけですが、この問いに関しては正解はありません。あなたがどうしたいのかが唯一の答えになります。売り上げを上げたいのか、多店舗展開に向けての準備を進めたいのか、現在の従業員の戦力を上げたいのか？、はたまた手技力を上げたいのか？、労働時間を短縮したいのか？などなどご自身の希望に沿った問題を選択して、解消していく。ということが、正しい選択の道だと思います。
ベタな回答ですが、緊急性があることと緊急性はないか重要なこと２つをピックアップする事を強くお勧めします。
- 緊急性があること
- 緊急性はないか重要なこと
この２つをピックアップ出来たならば、後やることはシンプルだ
上記２つの内容を自力で解決出来るかを考えよう。出来ないならば、アウトソーシングも選択の一つです。自分で出来ることは自分で行い、出来ないことはお金を払って解決し時間を短縮して早期に解決していく。
「どうやればいいのだろう？」と悩んで情報収集をしながら解決できずに時間が経過していくのは致命的に痛いと治療院経営では思うわけです。
経営者として治療家として自分がやりたいことが、現実的に可能、不可能なのか。可能にするためには何が必要なのか？を明らかにして改善していくほか、目標達成の方法は無いように思います。「どうしても○○したい」と嘆いて無茶な方法で進めていくことや諦めることは、危険だし勿体なさすぎます。
きっと何か解決策はあるはずです。ですが、願うだけや一生懸命やるだけでは改善出来ないことも真理だと思います。さあ、本気でそろそろ進めていきましょう。真剣に考えて悩んでみれば何か解決策はある。
とはいえどうしようもない事も多々あります。（どっちやねん）やりたいことを１００％実現できなくても、やりたくないことを行いながらやりたいことを可能にすることは出来ると思います。何だか意味不明だと思いますが。（伝わる人に伝わればいいです）
要はバランスの問題です。どんな着地点を目指すのか？どうすればバランスを取りながら目標を実現できるか？頭をフル回転させて考えよう。後は、行動あるのみです。
大切なことはバランスです。「○○するために、△△と◇◇でバランスを取っていく」てな感じです。
何も考えずに、行動する人よりも考えて悩みすぎるくらいでもいいんじゃないですか？
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