整骨院経営、保険診療のみで今後生き残れるか？PART2

まだまだ、アリ粒ほどのアクセス数のブログですが過去３ヵ月程で一番読まれたのが↓約１０%ほどを占めています。

整骨院経営、保険診療のみで今後生き残れるか？

整骨院は当たり前ですが、本来は保険診療を主軸とし事業としてスタートされました。整骨院が世に出た当初は「開業すれば、儲かるの確定」てな具合でしたが、時流により保険診療だけで整骨院を運営していくことは非常に困難になってきました。

こんな事を書くと「金の話ばっかりか？」的な意見もあると思いますが、一旦置いときませんか？しっかりと経営していくためには、感情論抜きで考える事はとっても大切です。とにかく数字の話をしよう。治療家の傾向が強い経営者さん、だからこそ数字が必要です。

社員に技術指導もいいのですが、順番が違う。まずは「どうすればその技術を受けてくれる人を集める事が出来るか？」を教えて、続いて「その技術を提供するためには価格をいくらにするのか？」を論理的に教える事が必要です。（口コミで集まるとか無しです。社員をそんな博打のような方法で開業させるのはマズイでしょ？）

なぜ、今後整骨院経営が保険診療だけで厳しくなるかについては↑をご覧いただくとして今回は何を言いたいかというと、何がどうあれ今後整骨院を運営してくならば、自費を獲得していくしか道は無いと思います。

今現在でも「自費？別に無くてもいいんじゃない？」的な経営者さんもいらっしゃいます。売上高が取れていれば内容は問わずという経営者さんにもよくお会いします。現在でも、整骨院を保険診療だけで経営者されている整骨院さんもまだまだ多いですが、もれなく長時間労働の低賃金になっています。

長時間労働の低賃金だから、必然的に無資格施術となるわけです。

部位単価がドンドン下がっており地域によっては、国保等から「多部位請求やりすぎてるから、注意してね。さもなくば・・・」的な書類が届いている地域もあるようです。

 

今後ダメになる事が分かっていて、放置はもうやめよう。

「保険診療だけではマズイ」よいうことは薄々気づいているが、見て見ぬふりという整骨院さんも多いのではないでしょうか？昨年の売上高と３年前の売上高を比べてみましょう？ジワジワ下がっている院が大半じゃないですか？

客数も勿論何よりも客単価が下げっているでしょう？もうやるしかないんです。「技術力を上げれば何とかなる」こんなのは稀のまれでほぼ奇跡レベルです。正確にいうと技術力で繁盛しているように見えているだけです。数値を追っていないので都合の良い解釈になりやすいです。

いつか来る破綻に向けて、方向性を変えずに進むと本当に取り返しのつかない事になります。（社員の将来も含めて）時流の変化やトレンドに目を向けて院を改革する必要があります。

こちらでも書きましたが、最近とある整骨院さんの規模縮小を見て強く思いました。キツイことを言うと客単価3,000円以下の整骨院さんは手技勉強会をしている場合じゃない。速攻で動いて、数値変化を起こさないと技術を提供する事も今後ままならなくなります。これ本当ですよ。

院を生き残って、そして繁栄させていくために今やりたい事じゃなくやるべきことに全力で取り組みましょう。従業員のためにもお願です。「うちにはうちのやり方がある」言いたいことは分かります。でも、世の中の変化がそれを許してくれないんです。

本格的に院として改革に取り組んでいく覚悟が整骨院という業種（多業種もそうですが）においては非常に重要です。その指標が客単価３，０００円クリアだと思っています。とりあえず、クリアしてから他の事に取り組みましょう。と、強くお勧めします。

今後整骨院として、業を続けていくためには何が必要か？院としても従業員個人にしても真剣に考える時期じゃないでしょうか？

従業員を信じて改革に乗り出し、現実と向き合うという正しい方向に導いて頂きたいなと経営者各位にはお願いです。あなたの院の従業員も結構タフだと思いますよ。本気で話すと理解してくれるはず。

体感値ですが客単価３，０００円クリアしている整骨院さんは１０％未満かなと。でもね、３，０００円クリアするために必要なのは高額な治療機器でも、抜群の効果のある技術力でもありません。戦略が必要です。現在、稼働しているクライアントさんも客単価大幅アップ中です。短期間で１０～２０％のアップはすぐです。ちょこっと、マーチャンダイジングを立て直しただけです。

正しく行動出来れば、大半の整骨院さんでクリア出来るラインだと思います。

そろそろ、ブチ切れてスーパー○イヤ人に変身してみてはいかがでしょうか？必要なことは、本気で改革する覚悟だけです。

ということで、初めての試みです。こちらも個人の特定は出来ないのでご安心をアンケートにご協力を。ポチっとよろしくです。