平均値よりも中央値で考えよう、平均以上を出すために必要な事

photo credit: Balance Beam via photopin (license)

日々経営されている中で、行動した結果が他院と比べてどうだったのかについて「平均値」というものが気になる方も多数いらっしゃるようなので、平均値について少し書いてみます。

1. 開業初月の売上平均値
2. 客単価の平均値
3. 整骨院リピートの平均値
4. チラシの反応率

平均値ですがいつものごとくググってみます。

平均値（データ集団の代表値）
平均値（ Average ：アベレージ）とは、全部のデータを足し合わせて、データの数で割った値です。 平均値は計算が単純ですし、集団を表す値として便利です。しかし、現実のデータ解析では、平均値の扱い方が原因で、解析を失敗する場合があります。代表的な理由は、２つあります。

• データに 異常値 が混ざっていて、平均値がその値に引きずられてしまう。
• データの 分布 が非対称になっている。

平均値と標準偏差より引用

開業してみたものの、売上が芳しくなく「整骨院の開票初月の平均値はどうれくらいだろう？」や「整骨院のLTVの平均値はどれくらいだろう？」などのように、平均値が気になる気持ちはわかりますが、参考になる平均値と参考にしてはいけない平均値があります。

という事でさらに色々調べてみましたが、何だか小難しい数式などが出てきまして「ブログで説明できるほど、理解出来ない」というのが本音です。www

平均値が参考にならない数値は中央値を参考にしよう、とはいえ中央値は分かりませんが

売上関係の数字に関しては平均値は参考になりません。（多分）その理由としては高い数値も低い数値も異常値が計測値の大半を占めているような数字は、平均値よりも中央値を参考にしましょう。逆に広告の反応率などは、長期で計測すると平均値で計測する事が良いかと思います。

↑の図のように極端に高い数字と極端に低い数字を元に平均値を出した場合には、極端に高い数字が平均値を押し上げているため正確な数字を知ることは出来ません。簡単に言うと、稼いている院が数字を押し上げているので業界の平均的な売上などを計測する場合には、中央値を計測する必要があります。

という事でまだまだググります。（下記の例えは非常に分かりやすい）

中央値は平均値と類似した目的で使うが、用途によっては中央値のほうが平均値よりも優れていることがある。これは、たとえば年収の場合を考えてみるとわかりやすい。
貧富の差が激しい国では、一部の富裕層が平均年収をつり上げてしまっている為、平均年収は「普通の人」の年収よりもずっと高い値になってしまう。この為平均年収は「普通の人」の生活水準を推し測るには向かない。例えば、人口100人の集落で、90人が年収200万円だとしても、10人が年収5000万円であれば平均年収は680万円となってしまい、実態と大きくかけ離れることになる。
一方中央値は、年収が低い順（高い順）に国民を並べたときに丁度真ん中になる人の年収を表している為、一部の富裕層の年収は中央値に影響せず、中央値は「普通の人」の生活水準により近くなる。
実際、例えば億万長者が小さな町に引っ越してくれば平均年収はつり上がってしまうが、年収の中央値はほとんど変わらない。大金持ちが一人引っ越して来たただけで、「普通の人」の生活水準が変化するとはいえず、中央値のほうがより直感に近い事がわかる。　wikiより

ということです。多くの方が知りたがっている平均的な数字は、全国的にリサーチするくらいしか知る方法はありません。これまでの体感知としての数字はありますが、詳細は伏せて書ける事をいくつか書きます。平均的な数字ですが2：８の法則のように高い数字を出す院と低い数字を出す院に分かれます。

高い数字を出している院の特徴は、単純ですが準備力と予知予測が高い精度で出来ています。何かスタートする時には平均（中央値）を目指すのではなく２：８の２（少数の高い数字を出す）に入る意識で準備をしましょう。

平均（中央値）目指すと、高確率で８（多数の低い数字）に入ることになると思います。ですので、成果を上げるためには必要なエネルギーを投下しましょう。開業初月に売上高を伸ばしたいならば、見合った準備が必要です。「開業してから準備をする」では難しいと思います。

以前、何かの質問をさせて頂いた時に「整骨院が自費に移行する事は、職業事態を変えるほどの覚悟が必要です」というご意見を頂きました。

新しい事を始める場合には、何かしらの恐怖心がある事は誰しも同じです。ですが、大半の事がやってみると「こんなもんか」と思う事も多々あります。（もちろん、予想していたよりも大変な事もあります）

整骨院が自費を中心に経営していくためには、集客スキルは必須になります。保険診療のように何かしなくても集客できるものではありません。そこそこ、楽しむながら一つ一つクリアしていけば、おのずと目標地点に辿り着くはずです。その為にも、はじめの一歩を踏み出しましょう。

この道行けば、どうなるものか

行けばわかるさ

ありがとう～～♪

とにもかくにも踏み出さないとはじまりません。