photo credit: DSC_0287 via photopin (license)

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どえらい騒ぎになっていますね。大塚家具のお家騒動ですが似たような話はよくあるのですが、これだけ話題になると企業イメージがガタ落ちで、お父さんももう少しやり方があったかなと思いますが、企業イメージよりも覇権争いが優先になっており、これじゃ本末転倒ですな。

こういった企業内でのゴタゴタは、いくら数字(大塚家具さんの数字はこちら)を並べたところでお互いに言い分があり(それぞれが正しいと思っている)どっちが正しいかなんて誰にもわかりません。どっちも正しいのかもしれませんね。そんな訳で、外部から見ても内情なんてわかりません。がしかし、各記事を見て推測でワーワーギャーギャ―言ってみます。

おとっつぁんはそもそも何に対して怒っているのか?

おとっつぁんのこれまでのやり方は、会員制で顧客に担当者を一人付けて、商品の説明とセールスを行うことで購入点数や成約率を上げていく方法で、中高価格帯戦略で一時代を築いていったようです。とはいえ、いつまでも一線に立ち続ける事も出来ないので、次期社長に娘さんをとなったようです。

で、娘さんの登場となったわけですが、これまでの方法に大きくテコ入れを行いました。会員制を取り払い、店内に入りやすくそして、顧客にゆっくり自由に商品を見て頂く路線にシフトチェンジしていったようです。

娘さんの取った戦略に対して「業績が下がった」「IKEAやニトリと同じ路線では無理だ」などの言い分で経営権を取り戻しにかかったわけです。

「業績が下がった」「IKEAやニトリの同じ路線では無理だ」などの理由は、表向きでしょう。実際に業績がどうなったのかは数字を見れば一目瞭然なので、置いといて業績が上がった下がったに関わらず、娘さんがこれまでの方法をテコ入れしたのが、これまでを否定されたように感じ、これが今回のお家騒動の一番の要因ではないかと思います。

しかし、おとっつぁんの役員を後ろに並べての記者会見はマイナス要因でしかないですよね。社員は自分を指示しているアピールでしょうが、社員を無理やり並ばせているのか、本当に支持しているのかに関わらずプラスに働くことは何もないように感じます。

実際に内部事情がどうかわかりませんが、今回の対応については娘さんの方が上手なように感じました。

治療院業界でも似たようなことはよくある

治療院業界もまだまだまだまだ、法人化していても個人事業の粋を越えられていないところが大半で「現場には口は出さない」「後は、現場の人間に任せた」と言ったものの、全く任せていない院を見てきました。

経営権を渡すと覚悟したならば、任せるしかないと思うのですが、消滅したとしても自分が選んだ人選でそうなったのだから仕方ないと思うのですがいかがでしょう。決算権や経営方針等完全に渡し、長期的に見て行かないと本当意味での成功か失敗かは分からないです。相談されたら答える、相談されなければお口にチャック。

そもそも、人選方法に無理がある。

経営者が子供や身近にいる役員や幹部等に経営権を譲ることは色々な業種で起きてますが、大半が上手くいかないですよね。

「○○を次の経営者にしたい」

「○○を分院長にしたい」

これらの理由で、特定の人間を教育し育成していくわけですが、この方法自体に無理があると思います。旧経営者の時代の幹部クラスが次の経営者や分院長候補とは必ずしもなりません。そうじゃない可能性の方が高い。

旧経営者の指示を正確にこなせる人間=次期経営者とはならないです。

経営者や分院長(リーダー)に必要なことは、自分で考え行動出来る人間だと思います。本当に次のリーダーを選びたないならば現状で全く目立っていない人材を抜擢するくらいで丁度いい。

旧経営者体制の中で、評価される人間の大半は旧経営者の指示を忠実にこなせる人間です。これから組織を大きくするまたは維持していくためには旧体制に従うのではなく、時流を読み適応するための方法を見いだせる人材です。

指示された事を忠実にこなす能力ではなく、自分で考えて行動する人材がリーダーに向いています。

ここが難しいところで、旧体制を躊躇なく方向転換出来る人材は経営者が嫌う傾向が非常に強いと思います。

ちょこちょこ、このブログでも書いていますが分院長人選等で、これまで以上に業績を伸ばしたいならば「○○を次に分院長に」と経営者が人選しない方が良い。環境を与えて、適応する人間を抜擢する方が人材選定は上手くいきます。

経営者であるあなたが人選すると、今ある方法を上手くこなしてくれる人間や意思疎通が取れる人間、最悪の場合は勤務歴が長い人間を選定する可能性が高くなります。

本当にリーダーに向いている人間は、経営者のご機嫌伺いをしたり、打算で動く事に興味がありません。そして、本当に素質も持った人材を選定するためには「あいつとは仕事しやすい」「頑張ってくれている」「そろそろ、チャンスを与えないと」何ていう甘い論理が入る余地はありません。

やっぱり適材適所、向き不向きがある

残念ながら分院長等のリーダーと言われるポジションですが、やっぱり向いている向いていないがあります。リーダーに向いているから偉いとか言いたいわけではありません。ですが、これってやっぱり真実だと思います。トレーニング等で何とかなるものではないです。

向いていない人間を選定することは、本人だけでなく周りにいる部下にとっても辛い現実が待っています。

残念ながら向き不向きがある。

タイトルから大きくずれましたが、いつもの事なので気にしていません。人材選定はとっても難しいですが、この人材選定を経営者が私情を入れずに行えるかどうか?が治療院や企業が長期的に存続できるかのポイントかなと思いましたとさ。

と無理やり話をまとめて今回は終了とさせていただきます。お後がよろしいようで!!

 


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