そもそも、朝礼が必要かということにもなってきますがこれに関しては必要でしょう。治療院で良くある朝礼はこんな感じでしょうか?
- 大声で院理念(クレド)の復唱
- 従業員とのコミュニケーション
- 患者情報の共有
1、に関してはいつの時代の体育会系やと思いますが、とはいえ時折、他業種で成功されているといわれる会社が、朝礼や夕礼なので「1つ、お客様の笑顔は○○で」みたいなことが紹介され真似される経営者さんも多いのではないでしょうか?
2、これはとっても大切ですが、わざわざ時間を取らなくても、入社した時の表情や声のトーンで、その日の精神的な状態や体調が分かるので朝礼でするほどのことではありません。
3、これは当然やるべきことで、はずせません。
朝礼は何のためにするのでしょうか?と管理者の役割について
何だかんだありますが、朝礼の役割は当日の作業割り当てになります。よくある間違いですが、スロータイムで従業員に対して「何かやること無いの?」「暇そうやな」等のようにイライラされる経営者さんが多いですが、これは100%経営者さんの責任です。
その日、働く従業員一人一人に業務を割り当て、決められて人材と時間の中でどれだけ効率よく、業務を進めることが出来るのかが、院長の腕の見せ所でもあります。
悲しい現実ですが、月給制で働いている従業員は、業務が終わっていようとなかろうと、時間がくれば帰る気満々です。ということは、時間内で業務を終了させなければという人間は2割もいないでしょう。大半が「帰るまで、まだ2時間あるな~」くらいにしか考えていません。
そんな時に有効なのが作業割り当てになります、自分の仕事は何なのかという責任の所在を明確にしておくことだけでも、作業効率が飛躍的にアップします。
作業割り当てをすることのメリット
- 誰が何が出来て、何が出来ないかが明確になる。
- 「次何しようかな?」と考える時間を短縮する事が出来る。(次に何しようかなと考えるのが一番時間の無駄)
- 責任の所在が明確になり、サボっている人間がすぐに分かる。
院長(管理者)の役割とは
先ほども説明しましたが、決められた人材と時間の中でどれだけ効率よく、業務を進めることが出来るのかになります。
もう少し細かく説明すると
いつ誰が何をしているのか?をしっかりと把握しておきなさいよということです。その日働いている全ての従業員が一日何をしたか?といことを把握できているか?です。
作業割り当て一連の流れ
- 朝礼,夕礼等営業開始前に個人に担当作業を伝える。
- スロータイム等に入ると、割り当てた作業を行うように指示を出す。
- 勤務終了後に、作業進捗を報告させる。
- 作業進捗が、適正であったか、さらに効率化出来ないかを検証する。
こんな感じです、はっきりと言いますが月給制,時給性の従業員は自分で今何をするべきかを考え動ける習慣がある人間はほとんどいません。ここで重要なことは、習慣が無い事です。今まで教わったことが無いとい言うことです。
数回教えれば、少しずつ習慣になっていきます。どうすれば、嫌なことをせずに勤務時間を終了できるか?ということに知恵を使うという特性がる事を理解しておきましょう。
稀に、自主的にガンガン作業を進めてくれる人間もいますが、確率ではかなり低くなります。「何で、考えてやらんねん」と怒っても何も生まないので、そうならない仕組みづくりが必要です。
作業割り当ての注意点
- 朝礼,夕礼等営業開始前従業員から、当日の作業内容の報告を受ける。
- 作業報告を受け個人に担当作業を伝える。
- スロータイム等に入ると、割り当てた作業を行うように指示を出す。
- 勤務終了後に、作業進捗を報告させる。
- 作業進捗が、適正であったか、さらに効率化出来ないかを検証する。
従業員が業務をしない理由は3つです。
- 自分が何をすればいいか理解していない。
- 今するべきかの判断が出来ない。
- そもそも、やる気が無い。
従業員が業務をしない理由は上記3つで。そもそも、やる気が無いに関してはシバキですから省いて、従業員に効率的に業務を行ってもらうためには、何をするべきかといつやるべきかの指示が必要です。
まとめると
- 業務効率が悪いそもそもの原因は院長(管理者)が当日の必要業務を認識できていないことが原因。
- 従業員に何をするか、いつするかをはじめから考え行動できる人間はいない。(出来れば、楽して帰りたいのが人の心理である)
- もっと効率よく、人を動かす(マネージメント)ことが出来ないか?日々検証する。
お小言を1つ
- 集客出来ていなければPPC広告を出す。
- HPが無ければ無料ソフトでHPを作成する。
- 現場を抜けたければ、マニュアル化を行う。
- 客単価が低ければ、まとめ売りを行う、POPを作成する。
上記の内容を結構前にお伝えしたと思いますが、果たして進んだでしょうか?実際に、完成出来ていなくてもいいんです。作業に取り掛かり進んでいるのかということです。
大きな成果を出したい気持ちは分かりますが、まずは、はじめの第一歩です。コレが無きゃ何も進みません。確かに、PPC広告出稿やマニュアル化だけでは目標の達成は出来ませんが、大きな成果を出している院はここから始まります。
やるべきことをやっているか?経験したこと無いことから経営者が逃げていないか?が大きく院の今後に影響します。最初は誰もが未経験、コンフォートゾーンから抜け出しましょう。コンフォートゾーンから出なければ、いつまでも平行線です。
一生懸命行動すれば、結果は付いてくるは思い込みです。しっかりとエネルギーをつぎ込み方向を考えないと、現状は打破できません。
院の状況を変えるためには、経営者さんの勇気が必要です。
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