治療院の経営理念、クレド、ビジョン、ミッションなど解釈はそれぞれあると思いますが今回は以下の定義で進めていきます。
理念= ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。 goo辞書
今回理念について書こうと思ったのも、これまで従業員としていくつかの「経営理念」の元で働いてきて、「???」となったことが少なくありませんでした。個人的経営理念が力を発揮すると感じるときは、現場などで各々が自己判断を行うえで迷った時に経営理念を元に動くためにあると考えています。
「迷った時には経営理念に基づき行動する」
職場によっては経営理念などを朝礼で唱和するところや理念を常に用意されたメモ用紙で常備するように指示されたこともあります。一つ思うことは朝礼で唱和しても、理念を常に常備させても飾りの理念ではどんな方法をとっても理念が浸透する事が難しいと思います。
- 地域医療に貢献します
- 仲間を大切にします
- 向上心を常に持つ
などなど色々な理念があると思いますが、従業員さんが辛くなるのは「結局のところ売上取らないといけないんでしょ?」というところです。売上が低迷している院の院長などをすると会議では経営理念の話など全く皆無で、リピートや単価などをどう上げるのかの話にばかりだった記憶があります。
機能する経営理念の作り方
経営理念を機能させるためには以下の質問にたいして明確な事を出しておくと今後経営者、従業員共に納得して仕事を進めて行けるのかなと思います。
売上(利益)と経営理念どちらを優先するのですか?
という質問になります。「地域医療に貢献すること、仲間を大切にすること、常に向上心をもつこと」これらと売上(利益)の向上はまた別の話ですよね。私的な経験では理念よりも売上高が常に頭にありました。「今月の売上目標達成絶対無理やな、どうしよう・・・」など。
地域医療への貢献と売上(利益)を天秤にかけた時にどちらを選びますか?
当たり前なので含まれていない「提供したサービスに対して正当な対価を得る」という当然の定義を含めてみてはいかがでしょうか。
経営理念に準ずることで売上(利益)が獲得出来る+α(地域医療への貢献など)
で考えると非常に現実的で機能する経営理念が出来上がるのではないでしょうか。
経営していく事はキレイごとばかりでは進めない事もあるでしょう。とはいえ、あまりにも現実とかけ離れた経営理念では飾りにしかならないなとネットで回っていたPCデポ 高額解除料問題 大炎上の経緯とその背景を見て感じましたとさ。(ヨッピーさんの記事です)
大企業や成長著しい企業が立派な経営理念を掲げていますが、業績と経営理念に準じているのかはまた別の話だなと。
「金稼がなあかんのじゃ~!」とハッキリと発言して、それプラス「これとあれとそれもしていく」その為には何をすべきか、てな感じではいかがでしょう。
無料プレゼント:治療院安定経営に必要な4つのポイント
長期的に治療院を安定経営させるために必要なポイントをお伝えします。
・スタッフ採用前に準備しておくべきことは?
・メニュー価格設定をする基準とは?
・治療院営を最も不安定にさせる原因とは?
などなど、長期的に院を繁栄させるために必要なことをお伝えします。
ブログの更新もメールでお知らせいたします。