整骨院稼働率と利益の話、施術者増やすべきかについて

先日、美容院業界について少し調べといると治療院業界と同様に稼働率という部分で売上、利益獲得において苦戦しているようです。おおよそですが、スタイリスト（？）一人当たりの平均売上高が50万円前後だと言われているようです。

治療院業界も同様で、施術者一人当たりの業界売上高はおおよそ50万円前後ではないかと思います。人的なキャパがあるので一人当たりの売上高の上限が非常に低いという点が、美容院業界、治療院業界の共通点となっています。

平均売上高50万とした場合に、あくまでも平均なので稼ぐスタッフと稼がないスタッフと二極化していると思います。在籍している施術スタッフ全てが同様に稼ぐというのは困難になります。

なぜ、稼ぐ従業員と稼がない従業員に分かれるのか？

治療院や美容院などで、稼ぐ従業員と稼がない従業員に二極化するのはピークタイムやスロータイムとの関係性が大きくなります。もちろん、最低限のサービスが提供できない場合にはこの限りではありません。

稼ぐ従業員と稼げない従業員と二極化する事は、治療院などでは必然的に起きる現象だと理解しておきましょう。売上高増大という事で、稼げない従業員に手技トレーニングなどを行う事も良いと思うのですが、大半のケースでは売上高増大という意味ではホトンド成果が望めないと思います。

売上高はピークで取る

どんな業種でもそうですが、売上高を伸ばすにはピークタイムでいかに稼ぐかという事が重要になります。いくらスロータイムに色々頑張ったところで、そもそも人が来院しない時間に頑張っても売上高の増大は望めません。治療院でもよくあると思いますが、暇な時間にあれやこれやと丁寧に対応しても、結局数字という意味では変化が出ないという事も多いのではないでしょうか？

ピークタイムに売上高を獲得するという事は、ピークタイムに施術者数が増えれば、キャパが広がりピーク時に売上高が伸びていきます。

しか～し、ピークタイムにキャパを広げる目的で施術者を増やすと、あら不思議ピークタイムの売上高は増えるのですが稼げない時間も同様に増え、増大した売上高に対して思った以上に利益が残らないという現象が発生します。

「利益を取る」を目的とした場合に、施術者を増やさねければ良かったなんてことにもなりかねません。また、「遊んでいる時間が多い」という事で施術者を減らすと、ピーク時の施術枠が減少し売上高が大きく減少することに繋がりかねません。

単純に施術者増やしても利益伸びにくいよね

新しく従業員を増員すれば、ピーク時の売上高が伸びるのですがスロータイムの時間も同様に増えて、利益が残りにくくなります。人件費分しか売上高が稼げない従業員も少なくないのではないでしょうか？（ちなみに、これ従業員の責任ではありません。）

では、どうするか？

従業員を増員する前に、平均施術者一人当たりの売上高を伸ばしていこう。

利益獲得が目的になるので、施術者を増員するのは最後の最後にしましょう。固定費である人件費を上げると売上高がどうであれ、毎月の固定費が跳ね上がります。これは結構痛い院も多いでしょう。

平均施術者一人当たりの売上高を増大させるには

1. 既に忙しい施術者にさらに稼いでもらう。
2. 現状暇な施術者に稼いでもらう。

↑の2点の方法になります。売上高はピークで稼ぐが原則になるので、現状稼いでいる施術者にさらに稼いでもらう事は難しいと思います。

では、稼げていない従業員に稼いでもらう分けですが、ピーク時には稼げていない施術者もそこそこ忙しいと思います。

厳密に言うと「稼げていない施術者の稼働率が低い時間に売上高を伸ばすためにはどうするか？」と考えると解決するかと思います。

ここまできて「売上高はピークで稼ぐ」の法則を簡単にひっくり返します。www

法則を理解し、実践すれば何とか数字が動くと思います。

まとめ

もちろん、施術時間の短縮、オペレーションの向上等で生産性を上げてピーク時の売上高を伸ばす方法もありますが、これも上限が早期にやってきます。

「稼げていない施術者の稼働率が低い時間に売上高を伸ばすためにはどうするか？」を実行に移すために重要な事があります。「稼げている施術者は優秀だから稼いでいる」という思い込み（大半がね）を捨てる必要があります。これが出来なければ、実行に移すのは困難だと思います。

稀に個人の能力で稼いでいる施術者もいるでしょうが、まあホトンドいないでしょうから気にするほどの事もないかなと。

治療院や美容院のように商品が従業員の労働時間と直結している業種では、冷静に見極めないといつまでも数字が動くことはありません。

という事で、いつにもまして今回は分かりにくい説明になっています。こういうのは、対面で説明しないと真意が伝わりにくいという言い訳で締めせて頂きます。

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整骨院自費移行‐増大について下記に書きました

「稼げていない施術者の稼働率が低い時間に売上高を伸ばすためにはどうするか？」

整骨院自費‐移行＆増大、問診大枠編

整骨院自費‐移行＆増大、メニュー作り大枠編

という事で１０月のお誘いは題して

整骨院自費移行‐増大に向けて、必要な事全部やっちゃいましょうコンサル

になります。整骨院で自費を大きく伸すために必要な事は、院それぞれ異なると思います。という事で、入念に聞き取りを行い必要な事全てやっちゃいます。

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