
photo credit: Benito’s Hat, Fitzrovia, W1 via photopin (license)
治療院のメニュー数は多い方が良いのか少ない方が良いのかについて、さて考えて見ましょう。メニューを増やすと言っても、集客の間口を広げる目的と、バックエンドでアップセルクロスセルしていくためのメニューと目的が異なると思います。まあ、兼用という事もあるでしょう。今回は集客を目的としてメニュー数を増やすべきかについてになります。
どの業界でもそうですが成果が出るとなると一気に業界で普及していきます。治療院業界でも同様で小顔や産後、骨盤などなど、取り入れられている院も多くあります。当たり前ですが、成果が出る院と成果が出ない院の差がでます。何でもそうですが、やればいいというものではありません。
流行にのってメニュー数を増やしLpを作成したり、無料ポータルサイトに登録したりなどなどしている院も多いようですが、そこそこの売上高を立てるまでには至っていないと思います。
これは当然起きる現象で、メニューに対して成果が出る量のエネルギーを注げていないからです。Lpを作成したりちょろっとチラシを配布したりでは売上高をとることは出来ません。エネルギーが分散し散漫になるくらいならば、一つのメニューにエネルギーを注いだ方が成果が出ると思います。こういう意味でも、資金力や人手に余裕がある治療院さんは有利になります。(小規模院には小規模院の戦い方がありますが)
メニューが増えることでデメリットもある。
メニューを増やすことで大きなデメリットが二つ、メニューの維持コストが増えれば増えるほど掛るという事です。新人が修得する人件費や一定の水準を保つための人件費などメニュー数が増えれば増えるほど管理費という意味でのコストが膨れていきます。そう考えると、一つのメニューにエネルギーを注ぐ戦略もありだと思います。
もう一つは集客時に新規顧客が迷うという事が発生します。「人は考える」という作業を嫌うので、「どのメニューが自分にあってるのかな?」と迷った時点で反応率が落ちていきます。この部分を注意してサイトのUiや既存メニューとの絡みに注意して作業を進める必要があります。
一つのメニューで成果を上げるために必要なことは
下記の項目が一つのメニューで最低限売上高を獲得するために必要な事かなと
- 広告費
- コンテンツ作成
- 広告費管理
- メニューのブラッシュアップ
- セールスプロセスのブラッシュアップ
大きな売上高を狙うには、既存と新規両方に販売することが必要になります。となると、最低限↑の作業が必要になります。これらがメニュー数が増えれば増えるほど掛け算で増えていきます。そう考えると、安易にメニュー数を増やすことは出来ないと思います。
メニュー数を増やすべきかどうかの判断は、自院のリソースに合わせてするべきで流行しているかどうかで判断するべきではありません。
スタートするかの判断は慎重に行い、Goとなれば大胆にスピード重視で行いましょう。いけないのは、エネルギーを注ぐことなく中途半端に継続することです。中途半端に行うと、良し悪しの判断も出来ないまま継続することになります。
合言葉は慎重かつ大胆に!!
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