立地選びについてですが、これまた治療院業界でも避けては通れない話です。開業された方ならば悩みに悩んだ経験があると思います。やれ、駅近ならば乗降者数、店舗前の交通量の調査などなど、事前調査項目は上げればキリがありません。

治療院だけでなく、スモールビジネス(飲食、理美容など)向けに出店事前調査会社があるほどです。立地条件を判断する前に良い物件に出会えるかというそもそも論があります。

本当に良い物件はすぐに借り手がつきますし、公に出ることなく上得意顧客(不動産屋にとって)出回り、一般顧客には情報が回ってきません。ということのようです。

足を使って探すこともほとんどは不可能で「テナント募集」などの張り紙がされている物件はすでに不動産屋が携わっています。本当の意味での一等地は、やはりコネクションや資金力が必要になってきます。

結局はやってみなければわからない

立地選びについて最終的に決断をするのはいくら調査会社などを入れたところで、不安が全て解消されることは無いでしょう。どんなに良い立地で事業をしたとしても業績不振に陥っている店舗さんは山ほどあります。また、立地条件に恵まれていなくても業績好調な店舗さんも山ほどあります。

結局のところ「やってみなければわからない」という身も蓋もない話になるのですがこれでは終わりませんよ。www

とはいえ、立地選びは死ぬほど大事だと思うのですがそれと同時に自分が行う事業は何なのかを正確に理解する事が重要でしょう。

さらに言うとそれに合わせたリソースを自分が持っているのかがとっても重要です。販売戦略、戦術はいかにが最終的にはカギになってきます。

調査会社に依頼するならば、戦術や戦略についてしっかりと理解してもらう必要があります。

一つ目のまとめ

人により持っているリソースや戦略が異なるので万人に当てはまる立地選びの方法はない。

看板で集客する時代は終わりつつある

これまでは整骨院で保険を取り扱っている店舗ならば、好立地で看板を掲げていれば集客出来ていました。店頭からだけで100名越えという整骨院さんもちょこちょこいらっしゃるようです。とはいえ、今後は整骨院も保険からの脱却が必要になってきますし、顧客も院を来院する前にネットで吟味してから来院される方がほとんどでしょう。

この傾向は悩みが深ければ深いほど強くなってきます。お金を沢山支払ってでも解消したい深い悩みを持ちの方は、看板を見つけて「ちょっと行ってみようかな」とはならずに、ネットで検索してその院の情報を集めて吟味してから来院される方が多いと思います。

整体院は特に時間売りの院でなければ、看板を見ただけで来院するということはホトンド無いでしょう。「看板で知って→ネットで検索→サイトを見て納得して来院」の流れが必要になります。これが、時間売りの整体院ならば「一時間○○円」という大看板を出して入れば何とか集客できます。

現金で業界水準(基準が難しいですが)よりも高単価で集客するためには、サイトを見て納得してもらう事が必要です。

いつものごとくですが、サイトを見て選んでもらう為にはコンテンツの充実が避けては通れなくなってきますね。コツコツですが積み上げていけば資産になるということがコンテンツ作成の一番のメリットです。

自院の戦略と戦術を把握しておけば、よほど悪条件を選ばなければそこそこまでは何とかなるでしょう。苦戦している院は、自院のリソースと立地条件が噛み合っていない場合は多いように感じます。

もう少し突っ込んだ内容のその2については、近日中に書きます。

 


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