今回は面接についてになります。採用基準、面接時の注意点、面接で見極められることと出来ないことなどなどをまとめていきます。

面接というと、採用失敗しないこと高質な人材を採用するということが課題となります。手技と同様に面接もある程度面接数をこなすと上手になるかというと、面接については微妙なところです。慣れるのと上手になるのはまた違います。どちらかというと、慣れにより雑になるということの方が多いのではないでしょうか?

治療院業界ならば、面接で選ぶの前に、選べるほど応募があるかという問題もありますが、今回は置いといて人を雇うということは固定費が上がるので、非常にリスクが高くなります。ということで、最小限にリスクを抑えて高質な人材を採用するために必要なことをお伝えしていきます。

面接、採用時の注意点

いくら人材不足とはいえ、面接時に出来ない約束をして採用することはやめましょう。喉から手が出るほど人材が欲しい気持ちは分かりますが、無理して採用したところで、遅かれ早かれ退職になるので院も応募者もお金と時間の無駄になるということを忘れないでください。そのような状況になっている元の原因を断たねばいつまでも同じ事の繰り返しになります。

面接時には応募者が猫を被るのは当たり前で、本来の姿を見抜かなければいけません。一流企業ならば優秀な人材の応募があるでしょうが、治療院業界となるとそうもいきません。

高質な人材採用を目指すのもいいですが、並みの人材でも成果が出るように業務を単純化しておく事も重要な事です。これが出来れば、一気に採用基準の枠が広がります。

採用前に欲しい人材を明確にしおきましょう。例えば、院長候補が欲しいとなった場合に、応募者が過去に院長経験があったとしても、院により院長業務の内容が異なります。自院の院長業務を明確にして、業務内容に合った人材を採用しましょう。

面接方法の大まかな注意点

面接でよく出る議論ですが「応募者の本質を見抜く為の方法」何ていいますが、応募者の資質、素質を全て見極めることは不可能です。面接が上手くなれば、最小限に抑えることは出来ますが0には出来ません。

では実際に、どのような形でリスクを最小限に抑えて、高質な人材を採用するかの大まかな注意点をご紹介します。

  1. 面接は社員、アルバイトに限らず、出来るだけ採用までに回数をこなそう。
  2. 採用までに可能ならば、業務中の現場見学をしてもらおう。
  3. 優秀な人材は、即決で採用する。
  4. 条件面は、嘘をつかず、出来ることと出来ないことをしっかりと伝えておく。

余談ですが、面接は既存従業員の良いトレーニングになります。出来るだけ経営者が行わずに、従業員に任せましょう。人材育成の大原則ですが、優秀な人材を採用するのに勝るものはありません。言い方は悪いですが、能力の低い人材を採用し育成するほど、治療院には金銭的な余裕が無い院がホトンドでしょう。

能力の低い人材を採用し、ハードルの高い業務をマスターしてもらうことは、めちゃめちゃ大変です。お金も時間もストレスも山盛りでございます。

自院の良い部分も悪い部分も入社前に伝えておき、それから入社するかしないを院、応募者共に決めることが重要です。面接時に良いことだけ伝えて、入社すれば思ったことと違ったという院が多すぎます。

これは、良いこと無いので止めた方がいい。

 

面接時の採用基準をざっくりと

面接時の採用基準ですが、面接前に実際には条件面が合っていても、ホトンドの場合には7割ほど合否は出ています。これは一流企業には当てはまらないでしょうが、スモールビジネスには非常に有効です。

  1. 応募時の電話対応(メール)
  2. 履歴書
  3. 面接時の応募者の質問内容

1,2で7割決まり、3で最終確認といった感じです。

1.応募時の電話対応(メール)はご想像がつくと思うので割愛します。

2.履歴書

これは書かれている内容よりも、①空欄が無いか②正しい書式で書かれているか③丁寧な字で書かれているか(上手という意味ではありません)が履歴書においては、判断基準になります。

①②については、履歴書を書く際に知識が無くても、グーグルで少し調べれば全て出てきます。この調べるという作業を怠る人材という証拠です。履歴書はとっても大切なもので、自分を理解してもらうための重要なツールです。その重要なツールを「まあ、いっか」精神で書いてしまうという業務に対する姿勢は採用後に治すことは非常に手が掛かります。

分からないことが生じた場合に、調べずにやる。これは、能力に限らず、不採用にしています。

3.面接時の応募者の質問内容

面接最後に「何か質問がありますか?」と聞くと思いますが、稀にあるのが「特にありません」です。これは、何も考えて来ていない証拠です。面接までにHP等院の情報を確認してきているはずですが、質問が無いということはあり得ないと思います。

条件面、残業時間、今後の院の展望、手技内容、キャリアアップ等、聞きたいことは沢山あるはずで、質問されることも容易に予測できます。未来の出来事に対して予知予測が出来ない人材であるということがここで分かります。

当たり前ですが、面接後はお互いに選ぶ権利があります。このことを忘れずにいてください。繰り返しますが、応募者にも断る権利がある、忘れないでください。横柄な対応等には十分に気をつけましょう。応募者も院を見ていことを忘れずに。

 


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