1人治療院の理想的な経営状態？治療院経営には答えも終わりもないなという話（隣の芝生は何とやら）

先日一人治療院で理想的（多くの方が目指す？？）な経営状態の方の打ち合わせする事がありまして、治療院経営には答えも終わりもないなと感じた話を書いていきます。（許可を頂いている範囲内で）治療院業界全体が厳しい状態となってきていますが、需要と供給のバランスが偏っているので二極化が大きく進んでいます。

その一人治療院さんの経営恵状態は以下のような感じです

• 新規集客の9割以上が紹介（当然、直接的な広告費はゼロ）
• 予約時間によっては予約が2か月待ち

ザックリと説明するとこんな感じです。新規集客に資金の投下が当たり前になってきている業界内で多くの院が理想とされる経営状態ではないでしょうか。上記のような事が起こると「売上（利益）が高い」という以外にも大きな利点が多数ありまして、十分な客数があるため「リピート率が～」などの悩みはなく、本当の意味で身体の状態に合わせた通院指導が出来るようになります。

「もう来院する必要が無い」と判断すれば目先の売上を気にすることなく対応する事が可能になります。業界全体の傾向としてどうやってLTVを伸ばすのかという課題を抱えるのかで経営者のストレスという意味では非常に良い状態だと思います。

問題も課題もないのか？？

多くの一人治療院さんが目指されるような経営状態に見える治療院さんでも、その他の治療院さんと同じように問題、課題を抱えられています。具体的な内容には触れませんが、課題をクリアするためには正しく行動し続ける方法論とセルフコントロールが必要になります。

治療院経営に終わりも答えもない

どの点で良しとするのかで経営判断は変わってきますが、「何も問題がない治療院は無い」と改めて感じました。もし今なにも問題がないと感じている方がいるとすれば、それは気付いていないという事かなと思います。

多くの治療院経営恵者さんが目指すべき経営状態に向けて日々頑張っていると思いますが、目標地点に到着するとそこには違う景色がアリ、また次の課題が待っています。

美容院業界でホッ○ペッパー○ューティーの景品表示法違反の可能性や業務委託契約の問題点などが取り上げられてきましたが、治療院業界も他人事ではありません。保険の問題や労務問題などなど解決しないといけない問題は山積みで、今後増々治療院経営も大変になってきますね。

どこを目指して何をするのか。当たり前ですが重要な事について考えなければいけませんね。患者にも従業員にも院を選ぶ権利があります。色々な意味で満足度を上げていく必要がありますね。

患者満足度、従業員満足度か・・・難しいですね。手技力を高めていく、従業員の意見を聞く・褒める・経営理念を浸透させる事だけが満足度を上げる方法ではない事は確かかなと。