1人整骨院自費導入ならばダイエットはどうでしょう?

photo credit: Alan Cleaver via photopin cc

整骨院を起業する際には、よくありますが資金の問題で1人でスタートされる方が多いように感じます。たまにメルマガ配信しておりますが「1人整骨院、1人治療院」などのタイトルメルマガは開封率が高くなっています。「とりあえず1人でスタートしよう」ということで、スタートするのですがここからなかなか抜け出せない経営者さんがちょこちょこいらっしゃいます。

理由はシンプルで1人で自由にやっていたので、従業員を入れても戦力化する事が出来ないようです。雇っては退職を繰り返したり、そもそも応募が無かったりで「そこそこ利益も出てるし、このまま一人でもいいか?」なんてところでしょうか?従業員入れるかどうかは自由で「これが正解」なんてものはありません。

1人で整骨院を運営していると、稼働率の上限が早くにやってきます。保険診療+延長メニュー等で予約枠がパンパンになってきて「さあ、ここからどうしよう」となります。「値上げしたいけど客数減ったらどうしよう」何てことでズルズルといきやすいわけですが、このままでは1人整骨院でこれ以上売上高を伸ばしていくことが困難です。

1人整骨院だけではないですが、治療院業界はメニューの時間当たりの生産性が取っても大切です。

客単価は下げてもいいが人時生産性は落としちゃダメよの話

1時間で6,000円稼ぐのと、30分で6,000円稼ぐのでは全く意味が異なるわけです。これは1人整骨院の場合、本当に大切です。肝に銘じておいてください。「他院が延長治療10分1,000円でやっているからウチも、同じ価格でやろう」はどえらい目に合うので絶対にやらないようにしましょう。

ということで、生産性の低い自費メニューが既存客に浸透してしまい「値上げするにも客数減るのが怖い。」という一人整骨院の経営者さん、ここはダイエットメニューを導入してみてはいかがでしょうか?

 

1人整骨院自費導入でダイエットをオススメする理由

「値上げするにも客数減るのが怖い。」という1人整骨院経営者さん、もうやっちまたものはしょうがないです。まあ、メニューを入れ替えて値上げしていく方法もありますが「他院が10分1,000円でやっているから」ということで価格設定をされた方には、ちょっとハ―ドルが高いかもしれません。リスクが100%ゼロにはならないでしょうし。

1人整骨院で稼働率パンパン、値上げも客数が減るのが怖いという経営者さんは、とりあえず現状維持のまま新しいメニューを追加していく方法が良いのではないでしょうか?これならば、現状の客数が減るリスクもありません。「稼働率パンパンなのに誰が新しいメニュ―やるの?」となるわけですが、受付さんにやってもらいましょう。新しいメニューを導入するために従業員を増やして固定費を上げる事も大きなりリスクになるので、今持っている資源で出来ることを考えましょう。

新しいメニューを導入し受付さんにやってもらえるならば、今の客数が減るリスクもないですし、新しく従業員を雇用するリスクもありません。とりあえず、新しいメニューをスタートして受付さんにやってもらう。これでそこそこ、売り上げが獲得できるめどが立てば従業員を増やしていけばいいと思います。いきなり大きな売上高を望まずに、とりあえず集客できて制約する事が出来るのかを実験的にみるためのスタートです。

新しいメニューを導入する際のポイントは成功するかどうか分からない物にいきなり大金投資するべからずです。お金が有り余っているという方は別ですが資金的に余裕が無いならばどこどこで流行っているということで、流されて大金投資はやめましょう。どこぞのフランチャイズに加盟してみたり、高額機器を導入してみたりはいかがのものでしょう。こければどえらいことになります。

受付さん(施術が出来ない従業員)にメニュ―を任せるならば、複雑なメニュ―は出来ないわけです。そんでもって、新しいメニューを導入するということは集客からはじめなければいけません。(既存患者に購入してもらうことも可能ですが)集客から開始しなければいけないとうことは、低単価メニューでは客数が必要になります。数を集客するのは大変なので、少ない客数でそこそこの売り上げを上げるためには高単価のメニューとなるわけです。安いものを沢山売るのか高額のものを1つ売るのかの違いです。

受付さんに新しいメニューをやってもらうには

  • 施術メニューは不可
  • トレーニング期間を最低限に抑える
  • 数を集客するのは大変なので、少数で売り上げが取れる高単価メニューを導入する

てなところを押さえておけば、最小限のリスクと労力で自費増大は可能だと思います。上記の条件に当てはまるのがダイエットメニューというところです。以前ダイエットメニューを導入したことがありましたが、スタートするための設備費用30,000円弱といったところです。後は集客するための広告費のみです。ダイエットメニューならば短期間での習得も可能で、高額契約も取れてる。上手くいけば受付さん1人で100万円くらいの売り上げも見込めます。ということでダイエット導入どうでしょう?

ダイエット導入時の注意点

ということでダイエットメニューをオススメするわけですが、ダイエットメニュー導入には注意点があります。ダイエットメニュ―の契約は基本的には高額の長期契約となるわです。ここで問題がありまして特定継続的役務提供の問題があります。

wikipedia

「エステティック」で期間が1か月を超えて、料金が5万円を超えるもの

このような役務は、その性質上、受けてみないと効果がわからないものであり、実際に受けてみたところ効果が思わしくなく中途解約を行ないたくなることが少なからずある。ところが中途解約をめぐり、中途解約が認められない、高額な違約金を請求されるといったトラブルが多発し、このため「訪問販売法等に関する法律」(現「特定商取引に関する法律」)及び「割賦販売法」が改正されるに至った(1999年10月22日施行)。この改正により、政令指定の役務に関して「特定継続的役務提供」という商取引概念が導入され、クーリングオフ権の付与、割賦販売法における抗弁の対抗などが定められた。このときは「エステティック」、「語学教育」、「学習塾等」、「家庭教師等」が政令指定された。

こんな感じで注意が必要になります。不要なトラブルは避けたいので、準備は必要なわけです。もちろんネット上で契約書類をダウンロード出来るわけですが、信用度も低くなりますのであまりお勧めは出来ません。

かといって細かな法律が分からないということで、どこぞのパッケージを購入するのも金が掛かります。行政書士さんにお願いすれば10万円程度で作成して頂けるようですがまずは、単発売りでいきましょう。何度も書いていますが、新しいメニュ―を導入する場合集客出来るかということが大きな問題になるので集客出来るか確定するまでは、投資金額を最低限に抑えることが大切です。

お金が余っている経営者さんは、いきなり投資してもいいのかもしれませんね。まあ自分で考えてやるのも面白いですけどね。

まとめ

  1. 1人整骨院で自費を導入するならばダイエットメニューをオススメ。
  2. 受付さんに担当を任せる。
  3. 今ある資源でスタート出来るものを考える。
  4. いきなり大金の投資は控える。
  5. ダイエット導入時には、特定継続的役務提供等の細かな注意があるのでまずは単発売りでいこう。
  6. 新しいメニュー導入時のポイントは、集客出来るかで決まる。

1人整骨院でもまだまだ、売上高の伸びしろはあると思います。「ダイエットメニューを考える」「チラシを作って集客してみる」まずはここからはじめてみてはいかかでしょうか?ちゃちゃっと動けば、そこそこ成果出るのでオススメです。


無料プレゼント:治療院安定経営に必要な4つのポイント

長期的に治療院を安定経営させるために必要なポイントをお伝えします。

・スタッフ採用前に準備しておくべきことは?
・メニュー価格設定をする基準とは?
・治療院営を最も不安定にさせる原因とは?                        

などなど、長期的に院を繁栄させるために必要なことをお伝えします。
  ブログの更新もメールでお知らせいたします。

貴院の治療院経営に取り入れ、土台がしっかりとした治療院を作ってっください。xY1anecBTjhprv91409980744_1409980887 (1)


4無題